だいぶ前に記事にしました、笠間の佐白山。心霊スポットだという無責任な噂を喧伝されてヒマでおバカな方々の標的になり、市民の憩いの場からすっかり寂れた忌み地へと変貌を遂げた気の毒なお山です。エラそうに非難めいた書き方をしていますが「佐白山 ミステリー」でグーグル検索するとその私の記事が1番でヒットしてしまいました。明らかに私も加担しています。我ながらなんと無責任なことを。
せめてものお詫びに、頂上の佐志能神社にお参り差し上げようと思い立ちました。
千人溜駐車場より。
お詫びとは申し上げましたが、ここの森の不気味さはたぶん一般の方にも感じられることでしょう。いったいどうしてこうなってしまったんだろう。
そして思わぬオチが付きました。佐志能神社に至る最後の石段の前に
前記事でも荒れた石垣や石段に言及しましたが、とうとう通行止めになっていました。石垣の崩落、社殿の倒壊ってそんな、今ごろ大震災を引き合いに出されても。この十年でなんとかならなかったのか。…… たぶん、ここの神さまにも関わるヒトにも、そんな力は失われているのでしょう。
誰からも手を合わせてもらえない、打ち捨てられた神さまになって仕舞われました。お気の毒としか言いようがありません。
心霊スポットという評判は、いつまでもネットに流れ続けます。神さまでさえ翻弄される現代の闇の恐ろしさ、というところでしょうか。私もこのブログのみではありますがネットに関わる身、誰かを不幸にすることのないよう配慮しなければならないと、改めて思うのです。
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