ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

聖地わらしべ

 

 1か月ぶり、石記事です。

 


 ようやく熱波が去り、雨が降るようになりました。久慈川も何度か増水し、河原の石が刷新されています。信徒の皆さま、メノウ拾いの好機でございます、うふふふ。 教祖はなるべく皆さまとカブらない場所を細々と巡り、落穂拾いのように何かを拾っております。

 


 というわけでここはいつぞや記事にした、迷宮のような秘密の回廊を通らねば至れぬ河原。この季節は一面にタデ類が繁茂します。2・3種類ありそうですが、タデなぞ真面目に検索しようと思わないのが私の不徳の致すところ

 


 オオイヌタデ。これくらいなら。

 


 で、やっぱりメノウがないのがこの河原。ようやくこれ1個。軽く流されやすいメノウは、堆積する条件が限られます。メノウ拾いの極意は場所選びです。

 


 先の日曜日、一日大雨でした。玉川も大増水。ここはいつもご紹介する場所で、たぶんこの週末が取り頃でしょう。何だか作物の収穫みたいな口ぶりだな。

 


 その上流の、同じ人が川の流路が変わるほどに掘りまくっているところ。遭遇すると厄介なのですが…… 以前ほど荒れてはいないな。少し歩いてみようかな。

 


 わあ。

 


 この場所でこんなに拾えたのは初めてです。タイミングも大事だなあ。

 


 河岸を変えながら玉川を歩いていると、巨大なモクズガニ。挟まれたらさぞ痛いであろう大バサミですが、ツンツンしても大人しい。どうやら弱っているか、もしくは脱皮前後のようです。

 


 本当は手に乗せた写真を撮るつもりでした。でも力なくのそのそと逃げ続け、こんな目で見てくるんです。一切抵抗をしません。何だか弱い者いじめをしているようでいたたまれなくなってしまったので、遊んでくれた礼を言ってお別れしました。

 


 路傍にヤマハッカ

 


 ひっつき虫やりたいほうだい。

 


 沢も歩いてみます。

 


 すでにどなたかが入った場所でした。このように川石の上にメノウを乗せるそのメッセージを「ぐへへへ、もうここにはこんなのしか残ってねーよ」と取るか「これは私には不要のものですがよろしければどうぞ」と取るかで人間の器が試されます。ぐぬぬ

 


 メノウに限らずとも、面白いものはいくらでも。これは植物化石かなあ。

 


 デカい石炭のカタマリ。うわあ持ち帰りたい、でもデカすぎて持ち帰れない。木材にケイ酸が沁み込んだ珪化木があれば、同じ木材が炭化した石炭もあります。以前に玉川で拾った石炭が黄鉄鉱を吹いて以来石炭にも興味を持つようになりました。でも久慈川流域に石炭は希少です。

 


 また置きメノウが…… え。 上のは腐ったメノウのようですが、下のはひょっとして

 


 石炭だあ。これを置いてくれたのがどのような方か存じませんが、アニキと呼ばせてください。アニキ、これは私がいただきます。ありがとうございます。

 

      
 なんてことで日々を費やしておりますが、今日の本題はここから。きっとここまで読んでくださるのは信徒の皆さまだけでしょうから。富岡橋に、毎週何かしらは置いてます。私個人にとっては、家に増えたメノウを処分するのが目的のただの偽善でございます。これを「わらしべイベント」にまで昇華してくださったメノウ教信徒がおられて、今の流れになりました。

 


 ある日の内容。晶洞や仏頭構造のあるものもありますが、基本は不要品処分です。期待しないでください。自力で探して戦果がなかったときに、手ぶらで帰らなくても済むように。それだけです。

 


 赤縞のもあります。手にした方が喜んでくれるといいなあ。


 最初にここを紹介したその責任を感じております。それが置きメノウの発端。本当は人が押し寄せる場所はとっとと見切りを付けるのが私の流儀です。ところが思った以上に情報が拡散し、今は二次的な紹介でここを訪れる方も多いようです。もちろんほとんど拾えません。特に他県からお子様連れでおいでの方に落胆させるには忍びなくて、続けております。賛同して協力してくださる「久慈川メノウ教大神官」がおられるのが本当に心強い。


 小さなものはそのまま河原にばらまきますが、大き目のは


 石で囲んで

 


 積み上げて隠します。

 


 こんなわざとらしい石積みにご注意くださいね。

 


 取りあえず教祖を名乗っているんで、ルールみたいなものをお示ししてもよろしいでしょうか。


① お手持ちのメノウを置く際は、多少とも手にした人に喜んでもらえるレベルのものを。
② 車に踏まれない植物のかげなど適地を選び、丁寧にわざとらしく石積みに隠すこと。
③ 石積みから持っていくときは、上に積まれていた石は丁寧にどかしておくこと。
④ 石積みの中のものが意に沿わぬ時は、また丁寧に積んでおくこと。


 これからもこの聖地が信徒の皆さまの交流の場であらんことを。

 


 先日、こんないたずらをしました。

 


 聖地の河原、一か所だけケイトウが群れています。

 


 鶏頭の 十四五本も ありぬべし 正岡子規

 


 あまりに良い風情なので、石積みにメノウを隠したその上に、大きな巻貝を乗せてみました。以前に波崎海岸で拾ったトカシオリイレです。よしこれでケイトウに負けない絵になったぞ。なにが勝ち負けなんだか。

 

   


 次の週に来てみたら、貝殻だけ無くなってました。メノウはそのまま。いたずら心以上のものはなかったくせに、うふふ狙いどおり、なんてつぶやいている自分がいたりして。これもまあ、人生の楽しみ方のひとつだと思うのです。

 

 

 

 

↓ 文中言及した記事です。

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