梅雨明けは近い、と誰かが言ってました。例年にない荒れ梅雨とて、水害で苦しんでいる地域の皆さんすいません、北関東の話です。
梅雨のあいだはいつ大水が出て流されるかわからないので、置きメノウができませんでした。私も最近はかるーく拾う程度ですが、それでも手許にはそれなりの量がブイブイ言ってます。そろそろ富岡橋の置きメノウ、再開しましょうか。
思えば、読者の方からのどこで拾えるかとのご質問に、どこでも拾えます、じゃあ試しに私も初めての場所だけど富岡橋の河原で、というやり取りが発端でした。車で降りられて、子供さんでも安全な場所というのが理由です。当時はまだ人けもない静かな河原で、ちゃんと拾えました。ネットで場所を晒す意味をよく理解していませんでした。しばらくはご家族連れや男性個人がおいでになる程度でしたが、やがて話が広がって、河原でバーベキューしてビールを空けるのが大好きな連中や小型四輪駆動車で河原を征服したい方々の知るところとなり、かつての面影はなくなりました。もちろんメノウも拾えません。河原を荒らしたり浮かれて溺れたりはそれを為すご当人の責任ですが、メノウに関しては責任を感じないワケには行きません。
それで始めたのが置きメノウ。私のブログを見た読者さまや、特に他県からお子さん連れでおいでになる方を念頭にしました。これは正しい行為だろうか、いや少なくとも偽善ではあるよなとかいつも自問しています。
…… まあいいか。さあ久慈川メノウ教信徒の皆さま、今日もたくさんバラまくぜえっっ
梅雨の雨ですっかり増水した久慈川です。
おかげで水は清く済み
河原の石は刷新されてます。素のままでも拾えるんじゃないかな。
どーん。20センチ級玉川産の巨大玉髄、行きまーす。
熱心な読者さまは、ん？と思われたでしょうか。はい、以前の記事「いばらきオールスターズ登場」で、玉川で私が拾った最大級は18センチと申しました。実はこの20センチ、川ではなく地層から掘り出したものなんです。「星のふるさと」で書いたような、メノウの出どこを探す過程で見つけたもの。邪道、外道です。私が所持するのは申し訳ない。信徒のどなたかに託します。
何しろデカいんで擬装して。
こちらはそれよりは小ぶりで
こんな感じに擬装したのですが、週末を挟んだ翌週に来てみたら掘られてました。うん、どなたか知れませんが、お見事です。
なんて感じで20個以上放逐してやれやれと思ったその足元に、わあこれは。本当に素のままにメノウがあるじゃないか。
手ごろな大きさで
立派に晶洞もあります。
埋め戻しておきました。
最後になりましたが、お礼を申し上げねば。
この石積み、私じゃありません。中にはメノウが入ってます。そうですわらしべポイントです。ずっと続けて下さっている方がおられるんです。もう感謝以外の何ものでもありません。このポイントを破壊するような人もいる中で、これは本当に大人の余裕のある方なのだろうなあ。ありがとうございます。信徒の皆さま、ご厚意ですのでここのメノウが気に入ればどうぞお持ちください。逆に人に差し上げたいものがあれば置いてください。持っていく場合は石積みをきれいにどけて、置く場合は石積みをして。こんな形で、顔を知らぬ信徒同士でもコミュニケーションが取り続けられたら最高です。
週末の様子。他人に迷惑をかけずに、おのが心を楽しませる。そんな方々で一杯です。久慈川が、ずっとこんな愛される川でありますように。
川の神さまは、今日も見守ってくれてます。
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