はい、タイトル通りの記事です。何のヒネリもありません。週末に間に合うように、取り急ぎ。
前の記事が紅葉に関しては今一つだったので、ここで茨城の紅葉がまだイケることをお示ししたいと思いまして。でもなんで加波山なんでしょう。
今回ご紹介するのは筑波山から加波山へと伸びる稜線の途中、上曽峠から入る山道です。林道に毛が生えた程度の道幅ですが全線舗装されていて、対向車が来ても互いに譲り合う心があるなら何とかなる、そんな道。きのこ山、足尾山、丸山を経て加波山直下まで続きます。
この道路と並行して登山道もあります。全部歩くとなると結構な距離でかなり急なアップダウンがありますが、体力ある人にはお薦めです。
途中にある一本杉峠。地形図やグーグルマップではここを越える県道218号線の記載がありますが行っちゃだめ。事実上封鎖状態で、軽トラかジムニーでしか通れないと思われます。
加波山手前、風力発電の風車が丸山山頂にひとつ、その北側の加波山との鞍部にひとつ、計2本。加波山の目印になってます。
丸山から見た加波山。写っているのは北側風車。その根元が峠で、標高540メートルの駐車スペースがあって、楽して加波山に登りたい人用。この高さから上はブナの原生林で、ご覧のようにもう落葉しています。ブナの紅葉はほんの一瞬で終わってしまうんです。ここより手前が雑多な樹種の広葉樹林で、今まさに見頃です。
こんな感じ。とにかく木の種類が多いのが日本の自然です。強いて主なものをあげると
コナラとシデ類。
ウリハダカエデ。
イロハモミジ。
オオモミジ。
低木のコアジサイも山すその装いに一役。
ムラサキシキブだ。
たっぷり心まで秋色に染まります。
八郷盆地遠望。
風車を越えても道は続いていて、板敷峠というところで一般道に合流しますが、長くくねくねと伸びる狭くて荒れた道です。道沿いもスギやヒノキの植林が多いのでお薦めしません。綺麗なものだけ見て、風車まで来たら道をお戻りください。
さて、なぜ加波山をご紹介したか。先日、地元ローカル局の番組で茨城の紅葉と言えばどこ? というアンケート結果があって、てっきり花貫渓谷か袋田の滝かと思ったら何と筑波山が一位。えーっ、だってあそこ、広葉樹はブナ主体でしょう。渋滞するし、その渋滞を解消するためなんてフザけた理由で駐車場全部有料になっちゃったし。行くほどのものでは…… なんて思っちゃったわけで。
花崗岩の採石場跡にサザンカが咲いてました。加波山直下、人声の絶えた静かな森で。本当はこの山、自分だけの秘密の場所だったんだけどなあ。
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