沢に来ています。いえ、河原にお供物を置くにしても、前回のだけではちょっと貧相に思えたもので。
沢を歩くと目にするのがこれ。何だかわかりますか。あまり上等でないメノウ(玉髄)が集められてます。先にこの沢でメノウ拾いをした方の放棄物です。これを
「もうここのええもんはオレが先に頂いたぜひっひっひ」と取るか
「私が不要のものです。こんなものですいませんがよろしければどうぞ」
と取るかでこちらの器と品位が問われます笑。私も同じようなことしているのでああやられたなくらいで看過してます。駆け引きなのよね。ちなみに同じことして私が込めるメッセージは「ぐははざまあ」いや違った「お先に失礼しました」です。品位品位。
ここら辺なら信徒の皆さまに喜んでもらえるかな。…… 念のため申し上げますが、沢歩きを勧めているわけではありません。滑落、転倒、落水、岩角や枯れ枝での受傷(特に目)、毒虫、毒蛇。沢は危険がいっぱいです。間違ってもお子様連れで入ってはいけません。私が沢のメノウを河原に持っていくのも、そこらへんが理由でしょうか。
ほんのりと漂う甘い香り。ビワの花が咲いてます。茨城では寒さゆえあまり元気のない果樹ですが、へえ今ごろ咲いてるんだ。静かな山里に香る南国の夢。
やって来ました久慈川メノウ教聖地の河原。いまだにソレ言うか、とかツッコまれそうですがいいんですボクの自己満足で。今日もそれぞれに楽しむ方々が。テントでひとり野営予定の中年男性、それぞれの車で乗り付けた若い男性3人は流行りのスタイルをキメるのが目的のようで、奥には四駆で中洲に乗り込んで子どもを遊ばせる男性。いずれも私がお声をかける対象ではありません。さあメノウをばらまくぞ。
前の記事でお見せしたここらの小粒は
まとめて石積みに隠しました。メノウ教信徒なら気づいてくれるでしょう。
草しかなかった河原にいつの間にかヤナギが根を下ろしていました。すでに何回かの洪水に耐えてます。こいつの根元にも大き目の玉髄を一個。他のメノウも、車に踏まれるのを避けて枯れ草の間に置かせていただきました。縁あれば。運あれば。
ちなみに上流側にあるこれ、以前の記事の珪化木じゃありません。まだ「木」ですよー
最近YouTubeにメノウ拾いの動画をよく見かけます。その中にはこの河原を具体的に紹介しているのもあって、責任を感じることしきりです。それがこの置きメノウという不毛な行動の理由。久慈川動画は例外なく来た!見た!採れた!という内容ですけど、現場をご存じの方は「?」ですよね。そんな簡単なもんじゃない。動画はもちろん編集、ときに演出だってあるはず。そもそもの元凶は私です。だからせめて、そういう動画を見ておいでになった方が落胆してお帰りになるのは避けたいと思うのです。この偽善者め。
この聖地で、休日のご家族連れにはお声をかけたりします。グレーのエスクードに気づいたら怖がらないでね。今日も久慈川に皆さまの笑顔があらんことを。
追記 わらしべイベントに協力してくださっている信徒の方々への感謝も、もちろん忘れてはいません。どうぞ遠慮なく 久慈川メノウ教大神官 と名乗ってください、うふふ。
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