せっかく撮った花姿がお蔵入りしそうなので,ざーっと並べてみました。理屈抜き,見るだけ見てください。
なんとなく玉川パトロール笑は続けているのですが,道すがらにこんなヤマフジの群生を見てしまった。
わざわざ車を停めて,90ミリマクロを三脚に据えて気合入れてしまいました。信号のある場所だったので,赤で停止した車からの好奇の視線がいやあ痛かったなあ。
ここに限らず,最近ヤマフジの花が目につきます。フジのつるが絡むのは木にはよろしくないのですが,里山が管理されなくなりフジが野放しになっているというのが真相だそうです。
同日,田んぼのふちに野生化したコンフリー,ヒレハリソウ。一時期万病に効く薬草ともてはやされましたが,肝臓に傷害を与えることがわかって廃れました。人間の身勝手です。
休耕田が一面のアメリカフウロでした。名の通り帰化植物。日本にはこんな地味な花のフウロソウはありません。
これも休耕田によくあるオヘビイチゴ。イチゴといいつつそれっぽい実が生りません。
別の日の夕刻,突然思い立っていつものフィールドへ。トウキョウサンショウウオが今年も生をつないでいました。最初に産まれた卵のうが持ち去られたので心配してました。
キンポウゲ,なんだけどやたら大きくてがっちりしてました。園芸品種? 外国の? それとも倍数体?
ネムノキは目覚めが遅いことで知られます。しかし5月になっても枯れ木姿なのはさすがに怠惰のそしりは免れません。
ヒメヘビイチゴ? だとすればここで初めて見ました。
カキツバタは珍しい。ただし植栽の可能性あり。
ヤブツバキは本当に花期が長い。
ホオノキの花が芳香を放ちます。
ホオノキは古代植物です。つぼみもどこか異質な風情があります。
夕刻の風が渡る谷で,ミズキが花盛りでした。
さらに別の日。以前トリカブトを見つけて記事にした場所に行ってみました。前に見たより大株になっていました。花が楽しみです。
セリ科のハナウドが盛りでした。斜面を一面に覆って,異界の花園みたいです。
複散形花序というセリ科独特の,まるで花火のような花。周辺部の花の花弁が長く伸びるのがわかりますか。
同型の反復が美しい。ちなみにここに写ってるのはすべて雄花。前の写真が両性花。ハナウドは茎の先端の花序だけが実をつけ,葉の付け根から出る花序には雄花ばかり,ただ咲いて散るだけ。あだ花というやつです。あだではあるが無駄ではない。
ヤブデマリの花は終わりかけてました。アジサイに似てますが科が違う,根本的に構造の異なる花です。私にはよくわからないけど。
シソバタツナミ。小さな小さな林床の花。地元にあるとは今まで知りませんでした。この日は5キロくらい歩いた,その過程での発見です。歩かないと見えないものはいくらでもあるものです。
二十四節気をそれぞれ三つずつに分けた七十二候,5月14日までが立夏の二番目「みみずいずる」でした。ミミズが地上に這い出てのたうち回る季節だそうです。がんばれミミズ。
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