一盃山稲荷神社というのがあって,通りかかったらヤマザクラが散り際です。思わず車を停めてしまった。
鳥居脇のコナラの巨木が,ああコナラってこんなに大きくなるんだと感嘆するほどに大きくて,しかも樹勢盛んに風媒花の雄花を無数に垂らしていました。杉の葉とのコントラストが美しい。
さてヤマザクラに目を留めたわけなのですが,いざそばで見ると小さなモクレンが花を付けてます。
ヤマザクラを撮るか
モクレンを撮るか
やっぱりモクレン。実は私,マグノリアと総称されるモクレンの仲間が大好きなんです。モクレン,ハクモクレン,ホオノキ,コブシ,タムシバ,シデコブシ,タイサンボク…… 死ぬまでに一度,ヒマラヤにあるというマグノリアが咲き乱れる桃源郷に行ってみたいと本気で思ってます。
中生代白亜紀に生まれ,9000万年を生き抜いたマグノリア。私は特にこのモクレンの花の濃紫色の中に,そんな力強さを感じます。
とは言えこのモクレンも盛りは過ぎて花が開き切っています。もう来週には散っていることでしょう。そして私は代わりに何の花を見ることになるのか,今から楽しみです。
静かな春の夕暮れどきでした。
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