ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

一乗院骨董市で見たもの

 

 以前の「ぽんこ。」さまのコメントで,フリマで玉川メノウをお買いになったとありました。そうか,フリマか。あの玉川で見たおっさんたち,どうもメルカリって顔じゃないと思っていたらそうか,そういう販売ルートもあったんだ。これは確認せねば。私が知っているフリマと言えば那珂市一乗院骨董市,毎月第四日曜日に開催。4月のそれを覗いてきました。

 

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 やってきました一乗院。どかんとそびえる日本一の毘沙門天が売りです。

 

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 正確にはフリマではなく骨董市。だからでしょうか,車はほとんど地元ナンバー。フリマというとそれ専業とおぼしき県外ナンバーの売り手が集まる印象があるのですが,ここは少し違うようです。

 

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 売り手も客もかなり高齢。なかなか香ばしい雰囲気です。

 

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 まず探したのはメノウ売り。いました。鉢物と一緒に売ってます。

 

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 間違いなく玉川メノウです。値を尋ねなかったのは失敗でしたが,それよりも一緒に売っていたカンアオイとかウラシマソウとかのマニアックな植物に気が行ってしまいました。カンアオイ一鉢3500円!?


 お客も売り手のご老人もメノウにはあまり熱心ではなく,ここでやり取りがあればぜひ見学しておこうと思っていたのですが果たせませんでした。とにかく,メノウは確かに売られてました。若い人が多い普通のフリマなら,きっと売買も盛んであることでしょう。

 

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 さて,せっかくなので見聞を広めましょう。懐かしいものがいっぱいです。

 

 

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 ペットの碑。良くも悪くも経営熱心なお寺さんです。

 

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 シジミ売り! 言っては何だがそこらの川でなんぼでも採れるタイワンシジミ,これも言っては何だが不味いぞ。国産のシジミと同じ調理法ではよろしくないらしい。それよりも問題なのは一回り大きいのを「うば貝」と称して売っていること。これはあくどい。たぶんドブガイの小さいのです。こんな得体の知れない貝を誰が買うんだろう。

 

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 それはともかく賑わってます。商品は基本ガラクタ。古着におもちゃ。昭和の小物。

 

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 トラックの荷台から古着の競り。200円とか300円とかの声が飛び交って,ちゃんと売れている。

 

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 鉢物でびっくりしたのがこれです。ヒトツバタゴ,人呼んでナンジャモンジャの木。うわあ初めて見た。大陸の木で,日本では愛知県・岐阜県対馬にしか自生せず,初めて見た人がなんじゃこれは,ナンジャモンジャと名付けたと。いったいどこから仕入れたんだろう。植木屋に行けばあるのだろうか。

 

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 一般のフリマとは雰囲気がだいぶ違いました。商売の場というよりご老人たちのコミュニケーションの場として語りあったり笑いあったり,皆さん楽しんでおられるようです。穏やかな春の陽のもと,弁天様も優しく見守ります。

 

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 売り物はいずれも持ち帰ったら家族の非難を浴びそうなものばかりでしたが,もし私が漫画家とか映画の小道具係だったら資料の山に見えたろうなあ。


 メノウは確認したし,懐かしいものは見たし。眼福とまでは言わないけど,それなりに何かあった骨董市でした。一乗院骨董市,5月は明日23日に開催です。

 

 

 

 

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