はい,タイトルの通りですよ。ついに禁断の道具を手に入れてしまいました。
パンニング皿だあ。
裏面。メリケン製です。
あちらではGOLD PAN て言うんだ。へー。
この溝が,ミゾがあああ …… どう役に立つのかな。
現物を手にしてしまっては,試さないワケにはいきません。もちろんざくろ沢をガサ入れすることなんですが…… 梅雨で沢は増水してるし虫や蛇が出るしなんて考えてざくろ沢から遠ざかっていたんです。仕事のほうも余裕なかったし。でも今日は降らないと森田さんが言っていた。寒いから虫もそんなに出ないだろうし,仕事も一段落しました。 行くしかねえ。
現地は通り雨があったようです。神さまにそれとなく止められているような気がしないでもないけど,決行。
なるほど,こりゃ楽だ。ガサ入れ一回で違いがわかります。
植木鉢皿で鍛えた回転ゆすりに加えて,これまでは出来なかった前後ゆすりというテクニックを使えば短時間で選別ができるのだ。あの溝はダテではなかった。
とにかく効率がいい。邪魔な大きめの小石を簡単に除けます。かなり絞った状態で持ち帰れます。難を言えば,皿の色が黒いこと。砂金を視認するにはいいのでしょうが,ざくろ石ではかえって見づらくなってしまいました。
そう砂金。GOLD PAN の名の通り,これを使えば久慈川の砂金が採れます。でも私は当面やりません。砂金採りはなかなか業ごうが深い。はまるといろいろ大変です。私も栃原金山の川でちょっとガラの悪い人に遭遇したことがあります。それでも興味のある方は「久慈川 砂金」で検索してみてください。
気付けばもう3時間もガサ入れしてました。「そんきょ」の姿勢で足場の悪い沢に3時間。かなり足腰にキてます。立つと強烈な立ち眩みが。いつの間にかオノレの肉体の限界を超えてしまっていた。いかんいかん。さあ帰ろうか…… じゃあ最後にあとひとガサ……
これが悪魔の囁き。たまたま多量に堆積している場所を当ててしまったようで,引くに引けなくなってしまった。結局プラス1時間。昼飯食ったの14時半。
大漁。ここから磁鉄鉱とざくろ石を選別します。3日は楽しめるかな。
今日もざくろ沢は私を楽しませてくれました。天気も,今朝の雨もよいの空がウソのように晴れました。久慈川水系の神さまはいつも私に優しい。ありがたや。
と思ったら問題はオノレの身の内に。沢から林道に這い上がるのに,いつものように急傾斜の崖を一気に駆け上がろうとしたらえらく体力を使った。ヒーヒー言ってしまいました。若くはない事を自覚せねば。
梅雨が明けた模様です,って森田さんは言うのかな。夏です。五十ン回目の夏。もう回数券をだいぶ使ってしまいました。これからはひと夏を大切に過ごしていきたいと考えます。
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