家族に怪しまれています。書斎にこもって何かしている,と。
そーですこんなことをしているんです。
凍った玉川に出かけて
パンニングして
採った砂の山からざくろ石をつまみ出す。尖らせたピンセットで一粒ずつ。磁石で砂鉄を除いたあとでもまだ有色鉱物がこんなに残ります。決して気の長い人間ではないのですが,この作業は楽しいのだ。
でも偶然見つけた最初の場所は結晶が砕けてました。もっと上流へ,もっと上流へと結局3回も採りに行ってしまった。この馬鹿みたいに寒い中,長靴はいて川に入る私も相当におバカさん💛
こんな高温石英,そして輝石やらカンラン石やら,目についたものも一緒に拾い出しました。
上から上流・中流・下流で採ったもの。上流ほど大きく完全な結晶が多かったのは当然として,下流に石英が多かったのも面白い。途中にそんな岩脈があるんでしょう。
さあお待たせしました。キレイどころを集めて,玉川ざくろショーの開幕です。
数学的な美しさをかもす結晶形。ルビーのような透明度。光を当てると中に赤い灯が点るその神秘性。県内あちこちでパンニングしている私が断言します。茨城で一番美麗なるざくろ石なのです。
憑き物が落ちたというか,玉川ざくろの探索はこれで一区切りという感覚です。偶然見つけた玉川のざくろ石ですが,十分人にお見せできるレベルでした。たぶん安定してあの場所にあるものでしょう。アレを見たかったらあそこに行けばいい,そんなナチュラリストの引き出しをひとつ増やすことが出来ました。
ところでこれが実物。こんなホウセンカのタネみたいなものに大騒ぎしてたんです。もっと大きいもんだと思ってた? くふふふ。
↓ 最初の発見と再発見。
↓ どうかよしなに。