茨城はみるみる春めいて、最高気温が20℃になんなんとしております。私はようやく2週間ぶっ続けの奴隷仕事から解放されて、空が青かったことを思い出す余裕が生まれました。この仕事を思いついたトップを労働基準局にどう訴えてやるかと本気で考えてます。
さて、来週は三連休ですね。わあうれしい、何をしようかな。我が親愛なる久慈川メノウ教信徒の皆さまにおかれましては、玉川・久慈川への遠征クエストをお考えの方もおられることでしょう。そんな皆様にご助言をひとつ。
待て、しかして希望せよ Ⓒ モンテ・クリスト伯
この冬、久慈川流域にはまとまった雨がありませんでした。結果、かつてないほど水位が下がってます。氷結も緩み、気候も良し。ゆえに地元の人が川に隈なく入って、特に玉川のメノウは採り尽されました。もう私でも見つけられません。
玉川は、本当に隈なくという表現しかできないくらい人が入ってます。ここはあまりメノウが採れないマイナーな場所なのですが、穴が掘られてました。たぶん戦果は無かったのでしょうが、こんな所までと驚きました。
この場所、なんか川の流路がおかしいと思いませんか。実はこの白い軽ワゴン車の方が毎日毎日掘り続けておられる場所です。何と川の流れまで変えてしまう。玉川にはこういう方がおられるのです。すごいなあ。
こんな感じ。まず大きな石を取り除いて、そのあと熊手で小石を掻く。そしていつしか流路が変わる。この情熱、本当に頭が下がります。ただ流路の改変となると微妙に河川法に抵触しますので、ほどほどにね。河原はわれわれの共通社会資本コモンなのですから、お上から睨まれることのないように。
というわけで、玉川は今シロートさんが行っても大戦果は期待できません。では久慈川本流は。
これも隈なく人が入ってます。この冬は本流の河原の状態チェックの意味で随分歩いたのですが、先の方のお目こぼしがわずかにあるばかりでした。この河原でも2時間かけて3個ほど。
散々歩いてこんな情景を見たときのうれしさったら。メノウ拾いはやめられないなあ。
いやいやいや、今日は自慢話の回ではありません。久慈川メノウを広めてしまった一人としての責任感から。遠路おいでになる方のお役に立てればと。
これは別の河原。ここも2時間かけて戦果はちょびっと。
ここで見た光景。先に河原に入ってメノウ探しをした方が要らないものを捨てていったようです。この冬はどこに行ってもこんなことになっていました。太陽の元、新しいものは何一つなし。
まあ私には生物という本来の対象があるので、メノウが空振りでも退屈はしません。これはある河原で見かけた不気味な枯れ草。一面にミミズがのたくっているような何なんだこれは。夏になったら種を確かめに来よう、なんてね。
次にメノウが採れるのは、一度大水が出たあとです。河原の石が刷新されて、またメノウ拾いの玉川・久慈川が戻ってきます。大雨を待て、しかしてメノウ大漁を希望せよ。
メノウ教信徒一致して毎日雨乞いをいたしましょう。ただし強力な晴れ男がここにいることをお忘れなく。本当にごめんなさい。
↓ 久しぶりに記事を書いた気がします。どうか。