ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

33万アクセス、そして枯野の大迷宮

 

 三連休最終日、今一つ体調が優れません。風邪気味かも。こういう時は…… ひと汗かいてメノウ探索じゃ、わははのは。

 


 はい、37℃くらいの発熱ならばむしろ現場に出る。それで熱は下がる、体調は戻る。昔からそうしてきました。ごめんなさい頭悪いんです。で、本日向かったのはここ、枯れ野の大原野。以前にお話したのとは別の、ブログ初登場の場所です。かつて秋の終わりに挑戦して、腰までのカナムグラとクズ、身の丈に倍するオオブタクサとアシに撃退されました。この先にある河原は、もう2年はメノウ採りが誰も入ってません。だから路がない。迷いながら切り拓いていくしかない文字通りの迷宮です。研いだばかりの大ナタを手に再挑戦、ぐはは今度は負けぬぞおお。本当に馬鹿だなあ。

 


 この季節を選んだのは枯れ草が倒れ伏すから。それでもカナムグラのやぶに足を掛ければずぶりと踏み抜き、アシの密林は下手に刈り払うと切り杭でこちらがケガをするので雪道ラッセルの要領で丁寧に踏み倒していきます。

 


 オオブタクサに至っては、これ本当に草じゃなく枯れ木です。一年草のくせに木質化して硬い硬い。ナタは跳ね返されわ蹴っても足が痛いだけだわ、迂回するしかありません。トラップだらけの、ああまさに大迷宮。

 


 この迷宮を突破するのにしばらく時間が掛かりそうなので、その間に久しぶり、アクセス報告をさせていただきます。

                        はてなブログのカウンターより

 この1月に33万アクセスを達成いたしました。ブログ開始から6年半です。

 


 おなじみアクセス数推移。こんな雑記ブログに、2023年は安定して月平均6000アクセス頂けました。いつもうわっつらな言葉で申し訳ないけど、本当に感謝しております。

 


 アクセス元に関して、一つ大きな変化がありました。Google 検索からのお客様が一番多いのは変わりませんが、二番がこれまでは Yahoo!はてなブログ だったのが、この12月から急に Bing が上がってきたんです。それまではせいぜい2~5%だったのに。何があった。AIを導入したとか言ってましたけど、Bing 検索から閲覧される私の記事はメノウ関係ばかり。以前は図書館カフェとか神保町エロ本とか面白いのを表示してくれました。ヒット数は増えたけど多様性は減る。どういうことなのマイクロソフトさん。

 


 Google はありがたい。以前ブロックされたことを差し引いてもありがたい。SNSを利用しない私は検索からのアクセスがすべてなんです。ご存じのようにただの時節ネタでは記事を書きません。書くのはその時々の記録として意味を持つもの。10年後でも20年後でも意味を持ち続けるもの。だから検索で表示されるのは6年前からごく最近の記事までさまざま。そしてそういう記事は気を入れて真面目に書いたものがほとんどで、ああ理解してもらえたんだなあなんて嬉しくなったり。最近特に嬉しいのはこれ、


   せかいでいちばんちいさなむし

   無能の働き者

   #もっと評価されるべきⅡ                                   ※ 各記事ともリンクついてます


 いずれも昨年書いたものですが、Google 検索の「アクセス先」リストの下の方にちょこちょこランクされ続けています。何ごとかのワードを検索に掛けると上位に表示されるのでしょう。「せかいで―」はそのまま「世界最小の昆虫」で検索して4番目に表示されたし、「無能の―」は「ナポレオン 無能」で上位ヒットして笑ってしまいました。よくわからないのは「#もっと―」で、内容は映画評なんですがその映画のタイトルで検索しても出てきません。はて、何がキーワードなのか。


 まあ仔細はともかく

 

 

     
 改めて、いまこれを読んでくださっているあなたに、33万アクセスありがとうございます。広告収入は一切ありませんので、本当に私の自己満足だけなんです。たまたま開いてくださった方があ、なにこれちょっと面白い、くらいに思っていただけたなら最高です。相変わらず身近な者には内緒のブログなので、この先50万になろうが100万になろうが特に祝宴もなく、私が息をしている限り平々凡々と続いていく、そんな道端の里程標。

 


 なんてぐだぐだひとりごちているうちに、とうとう迷宮の果て、久慈川の川面が見えてきました。

 


 ダンジョン攻略成功! 未踏河原制覇です。砂の上にはただキツネの足跡があるばかり。間違いなく誰も到達していない河原です。さあメノウを拾いまくるぞおお。

 


 …… ない。

 


 えーと

 


 ない。ぜんぜんない。メノウが一つもない。

 


 ぐわああああ、そうかここも「拾えない河原」だったんだ。人が来ないのは単にメノウがないから。単純無比な「久慈川の法則」通りの場所でした。見事なまでにバット大振り。読者の皆さまも自然相手に思い通りにならないことは多々おありでしょうけど、私のメノウ拾いもこんなもんです。


 でもまあ自然と格闘するのは楽しかったし、嘘みたいですが体調不良も治ってしまいました。何より未踏の土地を茨城県全図からまた一つ消去できた、それが今日という日の物語。

 

 


 6年半かけてたどり着いた33万の未踏河原に美しいものはありませんでした。きっと50万の河原にも100万の河原にも何もなくて、それでも愛と青空の日々は続いていきます。どうか見守ってやってください。

 

 

 

 

↓ この原点は決して忘れません。

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