今ごろですがお盆二題、お届けします。
遠くで働いている家族が帰郷するお盆。墓参りして、ちょっといいとこで食事して、軽く出かけて。地方の小家庭のステレオタイプが我が家でも催行されます。こういう平凡の中にこそ幸せはある。

ひとつめ、重い方から先に。この時期に訪れることには意味がありましょう、筑波海軍航空隊記念館。海軍の訓練基地の建物が残され、多くの映画のロケに使われています。

特攻に散っていった皆さん。平和な時代の安全な場所では何とでもその評価を口にできます。でもこの人たちは間違いなく、日本のため愛する人のためと信じ、自分なりの大義や正義を胸に、迷わず自分を犠牲にしてくれた。その事実だけは忘れてはなりません。

この隊員さんは写真でしか会うことのなかった婚約者に手製のペンダントを贈り、出撃していきました。

こちらの方は戦死後、遺影で結婚式に臨みました。写る人たちの胸中、いかばかりか。
この日は地下司令部跡も公開されてました。かつては広大だった飛行場の敷地も今や公共施設や住宅地に細分されて、車での移動です。ここにはテレビドラマで制作されたレプリカの実物大「零戦」も展示されているのですが、以前の予科練記念館のものと比べるとかなりチャチだったので写欲が湧きませんでした。

入り口。

通路。

分厚いコンクリート製の部屋。

日本ではこういう地下室は凄まじい結露に悩まされます。壁も床もびしょびしょです。実際に使われたら通信機器なんか大変だったろうなあ。本土決戦にならなくて良かった。

この展示に何を刺激されたんだか、家族が百里神社をお参りしたいと言い出しました。近くではないんだけどなあ。行ってみると、以前より少し整備されてました。立派なお社になることをお祈りいたします。

茨城空港のファントムにもごあいさつしてきました。
ふたつめ、笠間市にある 茨城県陶芸美術館 は我が家の定番コースです。焼き物好きの家族がいること、笠間市街には見るものも美味しいものもあること、まあハズレはありません。

この期間に開催されていたのは新感覚の若手陶芸家を特集したもの。常設展も定期的に展示品が変わっているので、併せてだーっとお見せします。あくまでもワタシ目線なのでそこらへんはご了承ください。





題「 悪夢 」 

「 化粧 」













この作品に妙な既視感がありました。特にこのあごのラインに。で思い出したのが

常陸大宮で出土した弥生時代の甕棺墓、その名も重文いずみちゃん ! これを見たときなんて正確なデッサンだろうと驚いたものですが、それを実証できました。デッサンの修行を十分に積んだであろう現代の陶芸家に、二千年前の焼き物師が迫っていたのです。こんな驚きもそれぞれに実物を見たからこそ。出不精を反省せねばなあ。
会期は何と 1 1 月末まで。その間には笠間栗や笠間焼のイベントもあります。笠間の栗、美味しいですよ。