家庭の事情でとにかく忙しかった今年。そういえば「おさんぽ記事」をしばらく上げていませんでした。

ホストとキャバクラとソープ(いきなりですいません)が集中する水戸大工町。そこの交番が改築成って新装オープンです。この街になくてはならぬもの笑、目の前には黄門さま。

駅の北口真ん前にどーん、黒いモノリス。駅ビルを出た人の眼前に立ちはだかります。そうです私がおさんぽ記事でずっと触れてきた、駅前の視界を圧するカステラの一片を立て置いたような形のマンションです。完成時の外壁が白とはいえ、それが作り出す景観に私は異を唱えてます。…… 実はこれに私が納めた市民税も使われているのだ。

晴れた朝にはより黒々と。水戸市はこれを含めた民間マンション3つに合わせて 58 億円以上の補助金を出しています。いずれも背後に同じ東京のデベロッパーがいます。それを市議会で追及されても市長さんのらりくらり。言われていることが事実なら、何だよT市長おめえ大したことねえなあ。

で、大震災以来壊れたままのこの駅前のからくり時計、こちらはおカネがないから修理しないと市長さん明言しました。マンションには何十億円も出すのに。やっぱり大したことねえぞおめえ。

駅前の壊れ映えビル(ごめんなさい)。水戸で残ってほしい建て物のひとつです。


それも含めて、駅前からの景観が好きなんです。

少しずつ気候が良くなって

ある生垣。ジンチョウゲが芳香を放つ隣でヒサカキが異臭を放っていました。ここの持ち主、何がしたいんだ。

ある日は昼前に帰宅して車で出る用事があるので、朝さんぽの帰路にバスを使いました。車中でふと気になったのが運転席裏の座席、に登るための小さなステップ。なぜか年寄りが座りたがる席ですけど、あのジジババらはそうかこんなものを踏んでよじ登っていたのか。…… イギリスの大学教授が考えた1辺3メートルの極小ハウス、本当に3m×3m×3mのサイズに収まっている家というのがあって、内部は何層ものスキップフロアで構成され、まさにこんなステップで上下移動する造りでした。狭いながらも下からリビング、バスルーム、キッチン、ベッドルームと続き、ひとり静かに暮らすには最低にして十分な家。ワンルームマンションやトレーラーハウスとは一味違うこんな遊び心溢れた隠れ家が欲しいと…… 思う人ばかりではないだろうけど。
↓ 動画があった。これは試作品、今は市販用の完成形もあるようです。

消えかけた路上表示。消えたのはだあれだ。

古くから馴染みのせんべい屋が閉店してました。残念、と思ったら働いていた職人さんが店の看板をもらって市内のデパ地下に出店したようで、まあよかった。


恒例のいたずら、保育園児が遊びに来る図書館前の芝に落としどんぐり。ふふふ、この大きく美しいマテバシイのどんぐりの魅力に捕らわれぬ園児はおるまい。


何回かに分けて数十個、みな次に来るときには拾われてなくなっていました。うふふ。

なんてほくそ笑んでいたら、ある日は得体の知れぬ女子高生が半日寝そべっていて、周囲をうろつくわけにもいかずどんぐりを置けませんでした。邪魔すんなよう。

そんなこんなの図書館前は定点観測地点です。3月はまだ空が澄み


おなじみのサトザクラとサンシュユが今年も咲き競っておりました。

ノジスミレ、かな。

南町二丁目では花壇の花も春の陽に映えています。

図書館でゆっくりした日には昼食も街なかで、と思うのですがこれが難しい。裏町の、地元の勤め人が毎日食べに来るような小さく汚い店を開拓したいのですが、そういう店の老店主はたいてい気難しい。入店してもじろりと値踏みされて、常連でなければまだ開店前だよと追い出されたり、座ってもそこはオマエの席じゃないと移動させられたり。水戸の商売人ってそんなのばかりだなあ。

いつも車で通る道を歩いてみると、今でも発見があります。こんなところにお寺があるとは。


古いガレージ。元はタクシー屋さんでしょうか。

銀杏坂のイチョウの木、芽吹きはまだ。

水戸でただ一軒の古本屋さんの店先にかつての市内電車の写真がありました。つい見入ってしまった。

ブリキ男の手にヒヨコが一羽。

南口ペデストリアンデッキの納豆モニュメント。う、う~んボクとはセンスが合わぬけど

まあこれも水戸ってことで。

空が青いなあ。

月末、春の雨が降り出しました。普段から全身防水仕様なので特に慌てることもなく。咲き出したソメイヨシノにしずくがきれいです。


その雨の中、廃墟化していたプリンスビル。とうとう取り壊しが決まったようです。


以前にも記事にしました。個人商店が隆盛を極めた水戸の街の象徴です。儲けの大きかったメガネ屋さんが建てた7階建てのビル。最上階にはプラネタリウムと天体望遠鏡のドームがあって、プラネタリウムには数えきれぬほど通いました。バブルが弾け、さらにメガネ量販店が水戸に進出して客を奪い、この店を維持できなくなりました。


建て物は転売を繰り返されてもはや持ち主も定かではなく、崩壊するにまかされました。固定資産税はずっと滞納され、市が 4500 万円もかけて強制代執行してようやく決着したようです。隣の土地と合わせてマンションが建つとやら。ちなみにここも冒頭に書いた補助金の対象で、代執行の費用も含めて税金が使われちゃうんです。納得いかんけど、水戸の表通りにこの廃墟が立ち続けるよりはいいのかなあ。

学校帰りにプラネタリウムで見たあの数々の星々を忘れません。またひとつ、何かが失われます。

路傍に打ち捨てられて、それでも毎年花を咲かせているこのヒヤシンス。結局残るのは天然自然に生きるものです。それを追認するのもこのさんぽの目的なのかな。
↓ 壊れ映え。
↓ 落としどんぐり。
↓ 水戸の商売人。
↓ 水浜電車。