ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

対空カラッパ配備セリ / 空想科学蟹戦車

【節足注意】。

 


 多脚自走高射機関砲、通称「対空カラッパ」配備です。


水戸駐屯地にて


 整備にあたる陸自の皆さん。

 


 防御しつつ前進。動きは意外になめらか。重装甲と低車高で対戦車兵器に抗します。特にハザミ脚の前面装甲は強力。

 


 対地射撃体勢。ボフォース社製長砲身四連40ミリ機関砲はすべてを圧倒します。

 


 最大仰角で対空射撃体勢。来るなら来てみろ赤トンボってか。

 


ひたち海浜演習場にて


 草地で隠ぺい姿勢からの対地射撃訓練。

 


 対空射撃。

 


 カモフラージュして


 ガバーッと出現、奇襲攻撃訓練です。

 


 日没まで激しい訓練は続きます。

 


初崎海岸にて


 上陸軍に対する待ち伏せ

 


 探知。

 


 侵略者は許さんぞお。

 


世界各地で活躍するカラッパたち


 モンサンミシェル防衛ライン。

 


 巨大宇宙怪獣と。

 


 夕陽をバックに。

 


 燃える街を背に。

 


 帝都防衛隊。

 

 


 対空戦車は攻めるよりむしろ守るための兵器です。だから強い。だから優しい。

 


 以上、対空カラッパでしたー。ガチャポンでーす。


 原作者と制作会社の意図するものとはまったく異なるコンセプトで撮られ、書かれたものであることをご理解くださいね。私の勝手な脚色にお付き合いありがとうございました。


 いやあ燃えました。なんてったって「カラッパ」ですよ。生物好きでこのカニを嫌いな人はいないでしょう。ご説明すると、東京湾以南に生息する実在のカニです。本当に重装甲で、脚まで収納した完全防御体勢ではころりと卵のようになります。熱狂的ファンがいます。原作者さん、本当にモノのわかったチョイスをしてる。

 


 右ハサミの付け根の「貝割りスパイク」まできちんと再現されてます。心憎い。

 


 「対空戦車」にも心が躍ります。その名を聞いてドイツの「ゲパルト自走対空砲」を思わない昭和少年はいないでしょう。カッコよかったよなあ。現代では攻撃ヘリに抗し得ない無用の長物としてドイツでは退役してしまいましたが、ウクライナでは自爆ドローン迎撃に大活躍だとか。うん、ゲパルトはやっぱりすごい。イイですねえ対空戦車。

 


 そして「対空カラッパ」は、造形師「イワシ金属化」さんが創造したカラッパと対空戦車の複合物で、作者は「生物」のカテゴリーを意識しておられます。撮影に使ったのはこれを(株)トイズキャビンさんがカプセル玩具化したものです。ちなみに原型は販売価格が8000円ですが、それをクオリティそのままに500円のガチャポンにした玩具屋さんはすごい。値段以上の価値あり。むしろアシが出てないだろうか。私なら千円でも買うぞ。

 


 ただガチャポンとしてはこの値段が災いしたか、昨年9月に発売したのがいまだに売れ残ってます。それを見て漢気おとこぎが出てしまった。手にしてみれば、すごく出来が良いのに加えて実にナラティブ前頭葉を刺激されてここまで話を作ってしまいました。ああ楽しかった。

 

 

 

 

↓ 何のかんのとガチャポン好き。

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