ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

2018-01-01から1年間の記事一覧

久慈川でメノウと珪化木を拾う

のほほんと生きているように見えるかもしれませんが,仕事して給料もらって生きてます。マイペースに生きている訳ではありません。今週はいくつも山越えで神経すり減らしました。人の世の常とはいえハードです。いかんこのままでは心のバランスが。 というわ…

御岩神社,神域のオウレン

御岩神社おいわじんじゃに行ってきました。いえ,今日はお参りが主目的ではありません。数年前,偶然ここにオウレンがあることに気付いたのです。 オウレン。強力なアルカロイドを駆使するキンポウゲ科の一員で,漢方で「黄連」として知られる薬草です。本人…

今期の深夜アニメから:ダリフラとキリング・バイツ

今期の深夜アニメ。当然ながら玉石混交ですね。設定もキャラデザインも素晴らしいのに演出の力不足で目も当てられないとか,作画がやる気のなさを隠そうともしてないとか,ヒトが作るものだけにいろいろあって楽しいです。エヴァンゲリオン以来の悪弊「謎を…

スハマソウを見た春

今日の目的はスハマソウ。キンポウゲ科。県のレッドリストで絶滅危惧ⅠB類(近いうちに絶滅しちゃうかも類)。茨城県内ではものすごく分布が限られます。それゆえ有名になっている産地があって,山歩きのグループの方々が押し寄せているとか。さてそれは良い…

死なずのバッグをてにいれた

「不死の猟犬」という漫画のヒロインが持っているバッグが欲しくなって,アメ横で手に入れました。勝手に「死なずのバッグ」と命名しちゃいました。これから私をどういう冒険に連れて行ってくれるのでしょうか。

花物語 スイカズラ;連れてこられた花嫁はそれでも幸せになりました

夏の山野を歩くと,この芳醇にして濃厚な甘い香りに天界の花園を垣間見る感覚を覚えることがあります。 スイカズラ。吸い葛。金銀花,忍冬とも。 この花を見ただけで,それがたとえ写真であっても香りが鼻腔によみがえる,私には特別な意味を持つ花です。

アサマイチモンジ飼育日記ダイジェスト

とうとうアサマイチモンジがうちの庭で産卵してくれました。チョウを育てるためにスイカズラを採ってきて,そこで根付いたスイカズラにチョウが飛んでくる。一つの大循環が完成したと一人ほくそ笑んでおりました。

宵闇のネムノキの森を抜けて

ネムノキ(合歓木)は芽吹きの遅い木で,他の木が枝葉を広げた後も冬枯れの姿をさらし続けます。じらすタイプです。初夏の夕暮れ,おしべばかりの赤いポンポンのような花を咲かせます。もっとも,赤いのはおしべの先端部だけで,下半分はほの白く,宵闇の中…

どこか遠くの神さまが

守り手とは,いつも密やかなものです。声を上げることもなく。功を誇ることもなく。この世が何とか保たれているのは,きっとこの世のあちこちに,そんな人がいてくれるからなのでしょう。それはやはり,どこか遠くにいる神さまなのだと思います。言葉そのま…

とても遠くがみえた日

1年前の1月28日の写真と文章です。今日,公開させていただきます。1年くらい時間が必要だったので。最後の一文への疑問に対するお答,先に言っておきます。「大丈夫でした」 二十年来お世話になっている自動車整備工場が,国道245が那珂川を渡る湊大橋…

人間ドック。

人間ドックに,今年も行ってきました。今年はもうコワくないぞ。だって胆嚢無いもん。残り全項目A判定だ! 実は昨年まで7年間,ずっと胆嚢ポリープを指摘され続けていました。ポリープが年々大きくなってます,どこかで取らなきゃね,と。

ツノトンボが征く  【超絶虫本気】

ツノトンボというショッカーの怪人みたいな名の昆虫をご存じの一般人はまずおられないかと。今回は本気で虫嫌いの方はご遠慮ください。

ザゼンソウが開花しました 遠い氷期を夢見ながら

ザゼンソウです。近縁のミズバショウ同様,北辺の湿地に咲く花です。あずき色の部分は「仏炎苞」。サトイモ科独特の不思議な構造です。水戸近辺で,多分私しか知らない自生地があります。

おふだが値上げ。

「村松山虚空蔵堂」,私たちは「こくぞうさん」と呼ぶ名刹が東海村にあるのですが,毎年そこで家族のためのお札と交通安全のお守りをいただきます。さて今年は。

ゼフィルスの卵

十年以上前,森のチョウ「ゼフィルス」の卵を探し歩いた一時期がありました。お蔵入りしていたのを思い出したので記事にさせていただきました。

こんな水戸にもスズランは咲く

私の「いつものフィールド」は花の宝庫で,行けば必ずネタがあります。こうしてブログなんて始めてしまうと,このフィールドの存在がとてもありがたい。 ……というわけで,今日は風邪ひいてるので少し手を抜かせてください。昨年にスズランの写真が撮れたので…

クロアナバチの夏    【虫です】

いつものフィールドの芝地に,8月も後半になると黒衣の戦士が現れます。体長だけなら小型のスズメバチに匹敵。細く黒い矢のようなボディ。白化粧した顔に漆黒の大きな眼,強圧的な大あご。糸のように細い腰はあらゆる方位に毒針を繰り出す砲のターレット。…