ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

ウランガラスの光る浜

 


 4月の記事で初崎海岸について触れたものがかなり読まれました。シーグラス好きの皆さまが注視しておられます。これも責任と思い、その続きを。流れとしては以下の記事の続編となります。最後にもリンク貼っときますね。

 2025年1月21日 初崎海岸現状報告と - ジノ。

 2025年4月22日 流星還らず - ジノ。


 で、昨日行ってみたらば

 


 おおお、隣接する海水浴場に重機が入っていた。

 


 階段下。2か月前からまったく事態が好転してません。一番下の段が砂に隠れるくらいが本来だとすると、浜が7,80センチは削れてます。

 


 それなりに小石があります。

 


 シーグラスもあるにはありますが

 


 ニ・三人で小一時間もあれば採り尽す量、いずれも小粒で色味も単調、以前の多様なガラスがびっしりと浜を埋めていた姿はもう戻らないのかもしれません。

 


 浜は重機でならされて海水浴客に備えます。前回の記事のステキなお手製石畳はもうありません。

 


 シーグラスが戻ることはとにかく一度諦めましょう。夏の予感の風が渡る、今は静かな日立の海岸のそのひとつ。夏が終われば訪れる人もまばらな、ここもそんなありふれた渚になるようです。


 はいはいはい、そんなシケた顔しちゃだめよー。これはあくまで初崎の話。同じ日立市内だって、まだシーグラスの打ち上げられる浜はあるんです。

 


 というわけでここは1月の記事でも触れた、ウランガラスの拾える海岸。今日もいいあんばいの小石が重なります。

 


 含まれるシーグラスも数多く、初崎よりデカい。

 


 ひたすらウランガラスっぽいのに絞って拾ったのがこのあたり。中心にあるまん丸いのはプラスチック製の夜店のビーズで、まあシャレに。さあそれでは恒例の判じもんでございます。ブラックライトで光るのどれでしょう。ヒントは2個、色味の目立つやつ。

 

 

 

 

 


 これでしたー。当たった? 夜店のビーズと、赤いのと黄色いのです。

 


 ビーズは番外ね。なんかマスカットみたいで美味しそう。

 


 きっとゴムを通されて、女の子の手首か髪を飾っていました。微笑ましい情景が浮かびます。ミサイルや自爆ドローンが飛び交う国では決してありえない平和な日常。日本がいま戦争をしていないことを神に感謝したいと思います。

 


 さあそして今回の真打。赤と黄という組合せも絶妙です。改めてブラックライトを当てると

 


 美しく蛍光。まごうかたなきウランガラスであります。

 


 ところでこのブログをご覧の皆さま、全員が拾い物好きとは申しませんが、きっと美しいものには興味がおありかと存じます。ウランガラスとやらをどれ自分も、なんて思いませんか。私は自分なりのコツみたいなものに従ってます。まずは海に面した都市の海岸、そこを流れる川の河口近く。小石がある浜で、シーグラスがそれなりに含まれて…… ああまた余計なこと言ってる気がする。皆さま、せめて春か秋の気候の良いときをお選びください。あと、はなからメルカリで売ることを目的にすると、肝心の「拾う楽しみ」を放棄することになりますよ。

 


 この世は美しいものに溢れている。私が一貫して訴えるこのブログのテーマです。身近な世界に隠れた感動を皆さまと共有できることを、これからも大切にしていきたいと思います。

 

 

 

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