ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

銀河の砂をご一緒に

 

 11 月 2 日の記事の続報、と思ってくださいませ。

 


 バットいっぱいの初崎の砂。痩せた浜の隅からかろうじて採ったものですが

 


 一見してシーグラスはないなあ。来年春まで砂浜は復帰しないと思われますが、どうせ冬は昼に潮が引かないので採れないのは同じだなんて、これは負け惜しみ。

 


 気を取り直して

 


 高温石英だけでもつまみましょう。今回はとにかく、肉眼でも結晶形がわかるものだけをピックアップします。

 


 これだけ。まあ歩留まりの悪いことったら。どうせなので形の悪いシーグラスもハネてしまおう。

 


 赤いのは「蛍光する貝」サンショウガイ。シーグラスの色味があまりに寂しいので確保しました。さあ接写だ。

 

 このブログ初見のお客さま、蛍光のゆらめき、いかがですか?

 


 緑に蛍光するこの貝は、私も初見です。

 


 最近このブログへのアクセス傾向に変化があるので、ひょっとすると新規のお客様が多いのでしょうか。これがジノ。でございます。こんな写真や文章をネットに晒している者でございますよ。フィールドにあって私がふふっとかおおっとか思ったものを読者の皆さまと共有したくてやっているブログです。今のところ広告収入とかありません。どうかご一緒にふふっとかおおっとか思ってください。

 


 というわけで最後の出し物になります。高温石英の六角錐結晶をご覧ください。高温域で固化した石英は独特のそろばん玉みたいな結晶になります。珍しいものではありませんが、日立・初崎海岸のそれは透明度が高く、強烈な光を放ちます。だから特別。

 


 この砂はみんな水晶だ。なかで小さな火が燃えている。カンパネルラが「白鳥の停車場」で天の川の砂を言う言葉そのものの高温石英でした。ご清聴感謝します。

 


 マニアックな話で恐縮ですが、今回の撮影には伝家の宝刀・タムロン 90 ミリレンズを使っていません。わけはまたいずれ。

 

 

 

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