内容がワンパターンなのであえて記事にしませんでしたが,9月に入ってからもざくろ沢に行ってます。
今のお道具
ザクっと取って
ふるいに入れて
石を除き
で赤いのが採れるんですけど
阿武隈山地でパンニングするのに難があるとすれば,やたら磁鉄鉱(砂鉄)や角閃石や,重い有色鉱物が多いこと。パンニングだけではざくろ石が集まりません。よその川のパンニングの様子を拝見すると,回すだけで皿の底が真っ赤になる川もあるようですね。羨ましい。
とにかく磁鉄鉱だけでも除こうと磁石を
砂鉄がこんなに。比重を考えると重さにして三分の一は砂鉄です。残った砂からからピンセットでざくろ石をつまみ上げる作業は,楽しい楽しいボクだけの時間。…… ええ,フツーじゃないのはわかってますよ。
沢を行く林道は秋の気配。この日はキンミズヒキが盛りでした。
ダイコンソウ。ホームセンターの野草売り場で鉢に収まっていて驚きました。なんでも売り物になるんだなあと。
ダイコンソウの実。花と言い実と言い,科が違うのにキンポウゲやキツネノボタンによく似てます。近似するのには意味があると思うのですがよくわからない。
ツルニンジン。五角形の実も好きです。
暗くてすいません,ミゾソバ。
メナモミ。服にねばりつく実が出来かけてます。
セイタカアワダチソウも侵入してますが,こんな湿潤で日当たり悪くて養分豊富な場所では分が悪い。多くの帰化植物は,日本本来の自然環境を苦手とします。
ユウガギク。このほんのりとした薄紫色をデジカメで表現するのは難しい。それではと露出を落とすとただの暗い写真になってしまうし。最近写真がとみに下手になったし。
暗い森に陽が射して,ミズヒキが浮かびます。
お花ばかりじゃ退屈な人に,動物篇。ここから【閲覧注意】ですよー。
スズメバチの働きバチが死んでた。ひたすら外で働き,力尽き。お疲れ様でしたとねぎらいたい。
クルマバッタの夫婦。もうすぐバッタの季節が終わります。
今年はよく見るなあ,セスジスズメの幼虫。でよく見るとひと節ごとに眼状紋のデザインが違う。
ジョロウグモ…… の雌。秋に成熟して肥大します。
で雄たちは,雌の網の隅っこにじっとして口説くチャンスを狙ってます。一歩間違うとエサとして食われてしまう命がけの恋。それはそれで楽しそう。
あ,やっぱり出たマムシ。毒は強力で,単位量当たりの毒性はハブより上。でも小さくて臆病で,ふいに掴んだりしない限り怖くはありません。というか子供のころは怖いもの知らずで何匹も殺しちゃったなあ,マムシは何も悪くないのに。
ざくろ石は随分貯まりました。ああキレイ。
マイペースに過ごせる休日。まるで奇跡のような穏やかな日々を送れる幸運に感謝せずにはいられません。