久しぶり,ざくろ沢に行って参りました。実に5か月ぶりです。
ご存知ない方も多かろうと思うので申し上げると,昨年突然パンニングがしたくなって,地質図で見つけた「ざくろ石帯」でざくろ石産地を掘り当てたというその場所です。芸もなく「ざくろ沢」と名付けたりして。自分で見つけたフィールドということで,ダンボールの秘密基地みたいな愛着があります。磁鉄鉱の大きな結晶が採れるのも自慢だったり。
沢を上から下まで歩きまわっていくつかポイントを絞ってあります。今回はそのうちの「Aポイント」,磁鉄鉱が採れない代わりにざくろ石の大きな粒がパンニング皿に残るスペシャルポイント。
…… なんですが今回,以前と違うことが。いつもは記録用に万能カメラリコーWG-40「権三さん」を連れてくるのですが,ここは一つ新型 iPod Touch で写真記録してみようかと。見せてもらおうか,新型 iPod の写力を。
最初はなかなか採れませんでしたが,だんだんコツを思い出して赤い粒が。さっそく iPodを取り出して気付いたのが,自分が手袋をしていることとそれがパンニングで濡れていること。いちいち手袋を外さねばタッチパネルのシャッターを押せず,しかも指から雫が垂れ落ちます。iPod は防水じゃない。いきなり二重にダメ出しです。
なんで来る前に気づかないんだ,こんな前提条件的なこと。
嘆息しつつも小一時間ほどパンニングを楽しんで,ふと見上げるとモミジイチゴ。おお大好物。つまむ前に一枚。この距離ならきれいに撮れます。
でもさらに近づくと,ピントが後逸してしまいました。私が好む範囲での接写は無理のようです。
カワトンボが飛び交う桃源郷です。まず遠くから一枚。
寄ると…… 自動焦点ではどうしてもトンボに合焦しません。こういう用途には向いてない。
クサイチゴの実も
やっぱりピントが来ない。
アマガエルを撮ってもピントが甘い。
道を撮ったら露出オーバー。やはりというか,しょせんはケータイカメラです。本物のカメラの代用にはならない。
なんて,点が辛すぎるか。以上は標準レンズを付けた今どきのカメラ全般で起こることです。ちょっとクサしたかっただけ。
iPod の名誉のために,自宅にいたマイマイガの幼虫。赤青の斑紋の色調表現やら刺毛の微細な構造描写やら,普段使いには十分な性能ですよ。
ざくろ石はいっぱい採れました。
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