すみません,川から上がろうなんて言っておいて,性懲りもなくまた玉川に行ってしまいました。
本当にそろそろ上がろうと思うのですが,前回はそんなわけで出鼻をくじかれて行けない地点があったので,そのリベンジに午後だけと時間を切って。
で,どなたもおられない新しい場所を選んで掘って,いくつか赤いのが採れました。
遥か九州からお見えになる方もいるそうで,採りすぎないようにとは思うのですが,新しい場所を見つけたとなると欲が出るもので,ああ本当に弱い人間です。
そんな良心っぽいもの以外にも私を苛むものがあります。ご同好の士ならおわかりでしょう。そう,家族の目です。
小ぶりな玉川メノウはまだ隠せるのですが,久慈川本流の大きなものは庭の隅に積むしかなくて,そこは日陰で植物が生育しない,つまり家族が菜園や花壇にしない場所を選んでいるのですが,そろそろチクチク嫌味を言われ始めました。
ああ真理の探求者とはかくも迫害を受けるものなのか。
あ,これは玉川では珍しい塊状のメノウ。元はさぞや大きなかたまりだったんでしょうね。
ちゃんと縞模様があるのはさすが玉川です。
…… 何の話だっけ…… そう石拾い・石集めはリスクの高い趣味であると言いたいわけです。
おカネのかからない趣味です。自然の中で美しいものに出会える健康的な行為です。科学的な探求心を満足させられる高尚な営為なのです。
頼む,出かけるときに冷ややかな目で見ないでくれ。
あとボクにガレージひとつ分くらいの蒐集物の収納庫をください。そしたらもうそれ以上家族に迷惑を掛けませんから。
… ごめんなさいごめんなさい冗談です。もう言いません。
男の人生,そう理解が得られるものではないことを承知の上で,私は今日もフィールドに出撃するのです。
さあ次の週末はどこで何しよう。これでも結構,人生を楽しんでます。
↓ ええまあそんなわけで