十三夜の月,綺麗でした。翌十四日目の昨日の満月も佳きさまで,ああ月を愛でる時節であるなあ,と。
そういえば中秋の名月を月光浴と称して楽しんだのはちょうどひと月まえでした。定点観測ではないけど,今日の十五夜も月遅れで楽しんでみよう。
どおん。
見たか,500ミリ反射望遠レンズ。もう生産されてません。小型軽量で安価に超望遠の世界が楽しめる優れものです。でも機構的に自動焦点化が難しいので,現代のレンズのラインアップから消えてしまいました。絞りが固定されてしまうのも写真表現にはマイナスです。でも使いようで面白い画が撮れます。
写りはシャープ。ガラスレンズのような色収差がありません。
そして最大の特徴,リングボケ! 一面にあるとこのようにかなりうるさい。でも使いようでとても美しい表現になります。ああ,久しぶりにこのレンズに触りました。現用の α 6400 に取り付けるのはもちろん初めてです。さて。
今宵の月の出は17:24。早めに仕事を切り上げて,水戸の街を東に見下ろす高台に来ました。カメラを三脚にセットして,さあ来いお月さま。
うぎゃあああ。
違う。違う違う違う,ちーがーうーっ。私が撮りたかったのはこんな画じゃない。街の上の澄んだ空にくっきりと白い月が冷たく浮かぶ,そんな絵が撮りたかったんだ。こんな終末核爆発じゃない。
どうやら快晴は今日の昼までであったようです。我ながら間が悪かったなあ。
カメラとレンズの名誉のために一枚,水戸の街の中心部です。決して相性は悪くない。この組み合わせだと画角は1000ミリ相当になるようで,使い方一つで面白い画が撮れるでしょう。まずは月だ。次の満月には見てなさいよ,お月さま。
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