夏は石拾いの季節ではないとはわかっているのですが、それにしても採れない。今年は特に。理由は簡単、雨が降らないからです。期待していた梅雨も空振りでした。
全国で豪雨被害が出ているこの時節に申し訳ないことですが、茨城に雨が降りません。お隣の埼玉や千葉に降っても、茨城にはお湿り程度。雨雲レーダーを見ると驚くべし、雨雲が茨城を避けて通るのがわかります。なぜだっと叫ぶと周囲の者は私を見ます。いやいやいや、晴れ男ひとりでここまではできないってば。
庭のホトトギス。葉が焼けて、必死で水やりしてようやく新芽が出ました。植物にも過酷な今年の夏。
困ってしまうのがメノウ拾い。大雨が降って大水が出て河原の石が刷新されて、それで初めて新たなメノウが拾えるのです。豪雨被害に遭われている皆さんごめんなさい。天災の少ない茨城県ですが洪水だけはあります。以前の記事でもお詫びしましたが、宗教レベルまで昇華した(堕ちた?)メノウ拾いなんです。業が深い。
以前にもそんなことを嘆いた記事を書いたら、すぐに雨が降りました。メノウ教信徒のどなたかが雨乞いして下さったと思いました。私じゃありませんよ。晴れ男が雨乞いって、何の冗談だそれ。でも今回は、御岩神社でお願いしてみる気になっています。
例の場所。たくさんの人がおいでになるこんな所でも
雨の後なら表面にごろりと
洗えばちゃんと。ああ、早くこんな久慈川・玉川にならないものか。人が入らない場所では、数か月前に私が放り投げた珪化木や玉髄がずっとそのままです。なんか自分の罪を晒されているようでバツが悪い。
…… なんて記事を書きかけた土曜日、散歩に出たらかなたに雲の頭が。
来る、これは来ますよ。
みるみる雄大積雲が頭上を覆っていきます。雷雲一過で降る雨量は限られますが、降らないよりはまし。ましてや私、雷が大好きです。気分はもう7月の終業式を迎えた子供です。わくわくわく。
やがて北の空がこんなに。これは降らねば収まらんだろう。
…… 降りませんでした。いえ、水戸ではよくあることなんです。雷さまが広い平野のどこをお通りになるかは人智を、ましてやこちらの都合など超越しています。土地が広いのが悪いんです。
夕刻の空。雲がなんか一仕事終えたような顔してます。いやお前ら何もしてないから。
虹まで出る始末。他人の功を誇るおっさんが私はキライだーっ。
Yahoo!天気に加筆しました
雨雲レーダー。どうやら雷雲は水戸の北、常陸大宮あたりを通ったようです。玉川を潤してくれたなら良しとしますか。それにしても露骨に水戸を避けてます。風神雷神すら道を違える、この地に何があるというのか。いや私じゃないってば。