GW直前とて、お勤めの皆さまはお仕事の気もそぞろ、いや失礼、GW前進行で多忙を極めておられるのでしょうか。ごめんなさい、そんな輪廻の輪から外れた煉獄の森より、ジノ。でございます。
火曜日、メノウ教徒の皆さまのお役にと、玉川・久慈川の様子を見てまいりました。
まずは玉川の、おなじみの場所。ここの様子が、ほぼ玉川全体を見る指標になります。で、一目見て気づくのは、水量が少ないのに水が滞留していること。
そして水が汚い。藻、というより細菌のコロニーに見えます。ぬるりとびっしりと、ほぼドブのように。うええ。…… 原因ははっきりしています。雨が少ない。
水戸気象台発表の概況を見たら、1月2月は平年50ミリ以上の降水があるところを、その半分しか降らなかったようです。雪国の人びっくりですね。ただでさえ地中海並みに降水が少ない土地柄です。それが今年の概況「かなり少ない」だって。このせいで、いつもなら洗い流される有機物や栄養塩類が溜まり、さらに泥が流されずあちこちで川をせき止めて水が滞留し、ますます汚れが増すという悪循環です。もちろんメノウも流されて来ません。
雨が少ない傾向は昨年からあって、河原にはヨシがはびこり始めてます。これがさらに土砂をせき止めます。本当に悪循環です。誰のせいだ。…… 私か? 私がフィールドに出続けているせいか? 以前にも書いたけど神さま、私は雨が好きなんです。晴れ男は返上します。雨乞いでも何でもしますから。近所の猫でよければいけにえも捧げますので。え?だめですか?
それでもお目こぼしがあるのがこの場所の不思議。誰かの堀り跡のすぐそばにメノウがありました。
こんなきれいなのも。その場に残しました。いい人に拾われてね。
水郡線ガタンゴー。こんなローカル線の車両にも旅愁を誘われる、鉄道の魅力です。BSプレミアムの中井精也さんの番組、時々見入ってます。
一人の男性がメノウを掘り続けて積み上げた中洲も、かの人が河岸を変えたことで消えつつあります。この場所もメノウはありませんでした。玉川はまあこんなもので、あまり戦果は期待できないかなあ。
久慈川本流も同様で、水は引いてますが新たなメノウはありませんでした。
うあわびっくり。河原を歩いていたら足元からぶわっと頭の丸い鳥が飛び出した。すぐにカメラのスイッチを入れましたがスタンバイする間にはるか遠くへ。間違いなくフクロウ類で、河原に居たとなるとコミミズクしか思いつかないのだけど、あれって冬鳥だよねえ。
さてこれが火曜日の様子でしたが、水曜日に久しぶりの大雨が降りました。ひょっとしてメノウが流れたかな。土曜日からのGW、皆さまが飛び切りの心の洗濯をなされることをお祈りいたします。
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