ちっちゃいものが好き―!
… 失礼しました。ジノ。でございます。毎度のお写真で皆さまのご機嫌を窺おうかと存じます。
先日森の中で遭遇したのはヌメリスギタケモドキ。倒木を食い尽くして一斉に「花」を咲かせてました。キノコすなわち菌類はすっごく動的な生き物、興味が尽きません。姿形が多様なことも含めて大好きな生物群なのですが、多様すぎて困ることも。
日本のキノコのうち、学名が付いている、つまり分類上の位置が特定されていて、私流に言えばヒトから見た「かたち」があるもの、それは全種類の半分にも満たないそうです。しかも学名を持つものすら、そのすべてを網羅した図鑑はありません。上のスギタケくらいまでなら図鑑編者も考慮してくれますが、小型のものはまあ雑な扱いで。
同じ森で見た小さなキノコ。傘の直径1センチ未満、これくらいのサイズが一番好きなのに、さっぱり図鑑に載っていない。同定できなくて名前がわからないままのキノコが私の写真フォルダに溢れています。歯がゆいよう。
崖の斜面に小さなシダが必死で張りついていました。もともとこういうものなのか、厳しい立地で貧相になったのか知りません。写っている幅は十円玉3枚分ほどです。
最後のなんか小葉がハート型で可愛いなあ。
野に出てさらに拡大。幅8ミリほどです。
小サキ者ヨ。
この世の生き物の99%はヒトより小さい。私が顕微鏡を覗いて微生物を見下ろすことはもうないだろうけど、せめてマクロレンズで見える世界まではこの手の中に納めておきたいと思います。
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