歩くことで道はできる 荘子
駅まで歩いて、図書館とか寄り道しながら帰路も歩く。「駅までさんぽ」往復8キロ+α、続いてます。2月は週2回のペースで歩けました。
いきなりすいません。ご説明申し上げます。それは普通の、個人営業の昔ながらの靴屋さんでした。関わったのはもう三十年以上前のことです。文化祭で、後輩たちが「宇宙刑事ショー」を企画しました。昔そういう特撮があったんです。その宇宙刑事が校内あちこちにゲリラ的に出没し怪人を倒すという、聞くだに楽しいおバカな出し物でございます。さて問題はコスチューム。宇宙刑事の象徴、メタリックに輝くコンバットスーツは段ボールに銀紙貼れば何とかなります。しかし靴に銀紙は難しい。どうしたものかと悩んでいると、メンバーの一人が、何と!銀色に輝くかっこいい靴を見つけてきたのであります。誰がどう見ても宇宙刑事の靴です。彼は水戸中の靴屋をめぐり、かの店でこの稀有なる逸品を見つけたのであります。かくして「宇宙刑事ギャイダー 笑」の外観は完成し、校内各所で驚愕と失笑と称賛の嵐を巻き起こしたのでした。以後この店は「宇宙刑事の靴屋」として記憶されることになります。ごく内輪でね。
ごめんなさいごめんなさい、こんな昔話に延々付き合わせてしまった。先を進めます。

そこから程近い、地元大手の地方銀行本店のショーウインドウにボクの大好きなものが。田崎太郎さんの陶芸作品だあ。常陽史料館での個展いらい、こちらの銀行と縁ができたのでしょう。

特に好きな作品「陸軍強襲揚陸空母・大鯨」がどーん。また見ることができたのはなんたる僥倖でありましょう。ありがたやありがたや。

銀杏坂にある営業していないお店。ガラス扉の外に生えたツタバウンランがなぜか店内へ店内へと延びて、枯れた姿が床に化石のように張り付いてます。1年かけてその消長を見守ってしまいました。

生時はこんなもん。

常陽史料館に向かう傍らに、谷筋に降りる階段を見つけました。街なかにこんな楽し気なものがあるなんて。

図書館が9時に開館するまで広場のベンチに憩うのですが、そこにコンコンと響く謎の音。見ると旧県庁の3階の窓ガラスをつつく太った小鳥がいます。

シメ、でしょうか。何のために突いているのかわかりません。中に人がいたらさぞや迷惑なことだと思うのだけど、さて。

毎回ほぼ同じ時刻に同じ場所にいるので、季節の移ろいと共に太陽の位置が動いていくのがよくわかります。春分までもう少し。

途中にあるこんぴら様には必ず頭を下げていきます。

南町三丁目の花壇はいつも楽しみ。今はハボタンがきれいです。

梅まつりももう終わりです。お客さん来たかなあ。地元民は偕楽園が突如有料になってしまったこともありあまり行きません。トンチンカンな公園行政が外部のお客さんに伝わらなければ良いのですが。


関東の冬を象徴する景色、ケヤキとイチョウの冬枯れのすがた。沖縄ほか南島にお住まいの方にぜひ一度を見ていただきたい本土のものというと、私はこれをお勧めしたいといつも思うのです。

退職後初の確定申告、行ってきましたよ。この世で人に頼らず生きていくために、こういうものもストレスなくできるようにしたい。

アセビが咲き始めました。ああ春だあ。
再就職のお声がいくつかかかったのを、以前より良い条件のもあったのですがすべてお断りしました。この光のような孤独と自由を手放すつもりはありません。これからどう生きていくか定まってはおりませんが、これまでは随分と自分を抑えて生きてきました。ここからは魂の望むままに名もなきトレイルを歩むつもりです。
↓ どうかおひとつ いや三つ。
