さて、信徒の皆さま。
GW後にまた雨が降り、それがそろそろ収まったかなという頃合いで久慈川周辺を歩いて参りました。実に久方ぶりの、教祖本気の出陣でありますうふふふ。
まずは聖地の河原。GW前の渇水ここに極まった時の写真と比べながら。
GW前は水が引いて引いて、河原が上流側にどこまでも伸びて…… ああ富岡橋があんな遠くに。
はいこれが久慈川本流ぜんぶ。三段跳びで越せる幅でした。しまったこの時なら対岸の河原でメノウ探せたのに。
さあそれが
今日はこんなことに。GW後の雨から数日経ってもこの状況。前回書いたよりもイイ感じで、石はさらに動いたことでしょう。
とはいえまだ水量は多く、本流でのメノウ探しは諦めました。以下、周辺水系での戦果です。
玉川。GW前までは水が滞留し、細菌コロニーゆらめくドブ状態でした。それがああこのように。こんな澄んだ玉川久しぶりです。
まず信徒の皆さまとはカチ合わない、マイナーな支流にさらに支流が合流するところ。むかし探して大したモノは拾えなかった場所ですが
大物入れ食い。
赤縞の一個だけ持ち帰らせてください。以後も場所を変えながら
おお、おお、ちゃんと石が動いておるぞお。
沢の様子も見ました。GW前、水がよどみ昨秋の落ち葉が溜まったままだったのがきれいに流されておりました。でもこちらは目ぼしい戦果はありません。ただ一個を除いては。
これ。もう一目見てコイツは光ると目星を付けました。この白濁した部分は熱水からメノウ(玉髄)ができるときに最後に固化したもので、正確には微結晶の玉髄ではなく非結晶のオパール…… ってのはどうでもいいか。要するに最後まで熱水に溶けていたウランが濃縮されていると私は思っています。たいていブラックライトの紫外線で蛍光を発するんです。沢から持ち帰るのはこれ一個。…… さ、帰ろ。
今回ご覧に入れるのはこのあたり。
まずは玉川のいちばん大きいこれ。控えめな縞模様がきれいです。さて蛍光は
反射するのみ、蛍光はありませんでした。
次に大きいこれも表面は反射光だけ。
期待した晶洞部分も蛍光は一部だけ。ええい、次だ、次。
命名「シャケの切り身」
こら寄るなカラッパ、食いもんじゃない。
これは表層部分が蛍光しました。
でも赤縞の方を愛でてやりたい。
次、赤い玉髄カーネリアン。
蛍光は微弱。
これも赤い色が鑑賞ポイントでした。
赤縞メノウの小粒なのはいくつも拾えて、お供物用、おみやげ用に確保です。
さてこれは、実は今回の久慈川水系のものではありません。いつぞや山上の森の中で見つけたメノウ鉱山跡のものです。この冬に一度だけ様子を見に行って、その時の記録として拾いました。既報通り、ここのは玉髄ばかりで縞メノウも仏頭状構造も晶洞もなく、私の興味を引かなかったのですが、そういえば蛍光は試してませんでした。
わあ。そういうことだったか。
右上のいちばん大きいのの表面。玉髄を構成する微結晶が金色に光ります。
ミカちゃん出番だよ。
浴びてるミカちゃん。玉髄の方はほの青白く光ります。
さあ最後まで引っ張りました。あの沢の白いやつです。左は今光らせたメノウ鉱山のもの。比較のため並んでもらいます。
びかああ。もう光の強さが別次元。これ、これですよ私の求めてたのは。
異界の空の幻日の光。
可視光で見てもこの乳白色は鑑賞に値します。一部虹色になるのはオパールの特徴か。
さあミカちゃん狙われてるぞー。
隠れても
浮かび上がる
また隠れても
浮かんじゃう。さあミカちゃんぜったいぜつめいだー。
こちらは昨秋に拾ってすでにご紹介済みのメノウたち。まだ手許にありました。今回のと合わせるとかなりの量になります。上記の白蛍光以外はすべて聖地のお供物かお声を掛けた方へのおみやげにします。遠方の皆さまには申し訳ありませんが、聖地での交流は大切にしたいので。問題はお天気で、週末のたびに大雨が降ります。そもそも梅雨の入りだし。人は来ないし、置いたメノウが流されてはつまらないし、さてタイミングをどうしよう。いずれにせよ夏までには身軽になりたいと思ってます。
次の土日も雨です。久慈川メノウ教の隆盛をねたむ邪教徒の陰謀に違いない。
ぐぬぬぬ。
これで 899 番目の記事になりました。次回は静かに来し方行く末を考えようかと。
↓ メノウの分類
↓ メノウ鉱山跡
↓ キャラクター紹介
↓ ランキングで私にお力をいただければ幸いです。