何言ってんだというタイトルですいません。御岩神社を積み残したままにできなくて。
その本題の前に、今月のこのブログ、アクセス数が 7000 を超えたご報告を。3か月連続で、少し戸惑ってます。笑われる数値かまた自慢かよと思われるか、でも普段からの読者さまにはおわかりいただけますか。一度 Google からブロックを食らった身です。いろいろなワードで検索上位に表示してもらえる今が本当に有難い。特に身勝手な数値目標があるでなし、広告もないからおカネも関わってません。ただ読んでもらえるのが有難い。そんな感謝を込めての、なーんの変哲もない記事です。
6月のまだ気候がいい頃の御岩神社。もっとも、ここは盛夏でも谷風が涼やかですよ。
少し体調が優れない時期でもありました。それが逆にお参りには良い頃合いかと。雨上がりの緑陰に、ウバユリが影を落とします。
贅沢と言っていいほどの光と影。この神域には、日本人が大切にしているもののすべてがあるような気がします。
不動池。
大杉の根元にヤマアジサイ。花色が多様な花ですが、当地のものはみな淡色です。
最近親しくなった方で、弁当屋をひとりで切り盛りしているお兄ちゃんがおりまして、原材料の高騰とか、商売の不安とか、いろいろと話を聞かされる立場です。先日は出入りするウーバーイーツの配達員の苦境の話。結局末端の現場の人は酷使されるばかりでこの国はどうなるんだろう、なんて。いえいえ、他の先進国のインフレや犯罪やさまざまな社会不安を思えば、まだまだこの国は大丈夫ですよと慰めました。私たち日本人を支えている共通の基盤、それさえあるならば。
EU離脱を熱狂的に支持して今ごろ後悔してる英国人とか、どう考えても世界に害なす大統領候補を推しちゃう米国人とか、もうなんだか何もわかってないロシア人とか、こういう連中と比べれば日本人は賢い、きっと大丈夫。今の我々には「集合的知性」… それぞれが単純なルールを守ることで全体として高度に最適化された体制を造り上げる知性、それが備わっています。神仏を敬う心もまた、日本人がこの国を支え守るルールの一つだと考えてます。
なんてことだ。神のおわす本殿の垂木がクマバチに穴を開けられている。
で、体調の件もあって今日は本殿だけをお参りする予定でした。ところが自然に、ごく自然に足が表参道を向いてしまいました。
マタタビが開花して
いつ見ても貧相なヤマキツネノボタン。
その実。ただしこれは例外的に肉付きがいい。
ヒメヘビイチゴ、かなあ。
コナスビのよく開いてる花があったので接写。
近年の御岩神社人気で、参道がすっかり広がってしまいました。でもこの木の根を踏んだのは、それぞれに悩みや願いを抱えて神さまにすがろうと地を歩む人たちです。何の障さわりがあるものか。
山頂。よく晴れました。
関西弁の元気なお兄ちゃんたちが登り切ってはしゃいでます。楽しそうだけど、この先どんな人生が、どんな世界が待っているのかな。彼らにもっといい世の中を渡してやりたかったなあ。山道できちんと挨拶を返してくれる若い人を見るにつけ、逆に挨拶ひとつできないジジイどもを見るにつけ、いろいろ思うことがあったりします。…… お兄ちゃんたちそのまま帰ろうとするので、お節介とは思いましたがご神体をお教えしました。
たぶんこういうものを日本人は共通の拠り所としてきました。神の瞬きのその一瞬に生まれては死んでいく私たちです。繋ぐタスキは大切にされねばなりません。
5年前のヤモリの記事にコメントをくださった方がいて嬉しくなって、今日も筆が滑りました。十年経っても読んでもらえる、その価値がある記事を自然体で書くこと。これがブログ開設当初からぶれない私の目標です。そして目的は自己顕示。文章や写真を人サマに見ていただければそれでいいのだ。7000 とか言っといて何だけど、数字は後からついて来ればいいと思ってます。そもそも評価されようと思ってやる努力は続かないし、実りません。ひたすら自分アクセスでランキング順位を上げている人たち、どこかで気付いてくれるかなあ。
↓ 5年前のそんな記事。
↓ ランキング。どういう意味か見ればわかります。でもソレ押しちゃダメよ。