久慈川の神さまの不興を買ったようです。あまりにもメノウが拾えないので禁断の沢に行ってみたら
濁ってるんだもんなあ。
ほぼ濁流
そこにどしゃ降り。神さまよオオオオ
とまあ散々ですけど、8月初めには良いこともありました。いつぞやカキランを探していた時に麦茶とあずきバーをごちそうになったお宅に顔を出してきました。もちろん水ようかんを持って笑。結局ここの湿原にカキランはなかったけど
キキョウ(野生)
そしてこれはオオエノコログサ。雑穀のアワとエノコログサの雑種です。意識して見たのは初めてかもしれない。アワはエノコロから育成されて、山里の主食でした。
この日はそのまま八溝山に向かいました。いつぞや写真が失われてしまったアオフタバランが花期であることを思い出したんです。ちなみに八溝山は久慈川の源流です。神さま関わるかな。
八溝山は山頂まで車で行けます。 その山頂下の駐車場に爆弾みたいな実のバラが。茨城にないはずのサンショウバラです。植物屋の先生方がびっくりして大騒ぎになって、結局その中のお一人がスマン、実はオレが植えたと白状したなんて愉快な話が伝わってます。
ここでアサギマダラの群れに出会いました。
ふわりふわりと舞う、夢の世界を旅するチョウ。ヒヨドリバナで吸蜜して力を蓄え、遥か南の国へ向かいます。
意外と露出の加減が難しい被写体ですが、これは上手く撮れた。そういうことにしてください。
登山道に入っていきなり冬虫夏草ガヤドリタケ。
ヤマジノホトトギス。
いるぞいるぞ白いやつ。
人呼んで「殺しの天使」ドクツルタケ。どこに行っても見かけるようになったのは気のせいとしよう。
そして…… 薄暗い杉木立の下に、とうとうありましたアオフタバラン。
一時期姿を消したのを嘆いておりましたが、小さくジミな花を無事開花させてました。大きさといい目立たなさといい蚊のような花です。撮影中も訪花してくる昆虫はいませんでした。思わず心配になってしまいます。
大きなお世話でしょうけどね。とにかく 10 年越しでようやく撮ることができました。素直に目的を達成することができて、まあ人生そう捨てたものでもないなんて思ってしまう私のなんと単純であることか。
山頂のアンテナ。この日は多めに雲の湧く、それなりに夏らしい空でした。
↓ アオフタバラン、2年前には見つけられませんでした。
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