ウ、その他水鳥の皆さんこんにちは。
ここはどこあれ平磯海岸
久しぶり、貝拾いに来たぜーっ
こないだルリガイの撮影に手持ちのサンショウガイも繰り出してみて、あまり状態のいいのを持っていないことに気づきました。そういえば人に差し上げたりしたからなあ。新しいのを採りに行きたいと思いつつずるずると 12 月になってしまった。経験からすると、サンショウガイの大きいのが拾えるのは 9 月あたりです。何をしてたんだ。
冬は潮も悪い。今日は昼間の間じゅう満ち潮の水位のままです。まあ何とかなるだろうなんて。
ハングルや簡体漢字の書かれたゴミで埋め尽くされる海岸もあるそうですが、ここ平磯海岸はわずかに海藻や篠竹なんかの天然モノがあるのみ。ただし波が荒い太平洋、沖は寒流、貝拾いには向いていません。
それでも岩場の間の、貝殻が集積した場所を探せば
サンショウガイ
タカラガイもあった。わーいだ。
こんだけ頂きました。
ブラックライト。よし確かにサンショウガイです。他にメノウ1個、シーグラス1個、タカラガイやら目に付いた貝いくつか。さあ撮影会だあ。
見た目キレイな貝を拾いました。びん一杯に集めたら売り物になりそうな。
タカラガイはとにかく拾ってしまいます。なぜって昔は拾えなかったから。タカラガイ類の分布はたいていが房総半島以南で、その北側の茨城県ではかつては珍奇なものでした。ビバ温暖化。
貝貨として使われたのはご存じと思いますが、悪魔の目をそらすお守りでもありました。
微小貝の名前はもはや調べようがありません。ただ鑑賞します。
左から貝のかけら、ガラス片、メノウ。
いずれも蛍光を発しました。
左の貝は特に螺旋の部分が強く光るので、この向きで撮るとカメラが露出補正して画面が暗くなってしまいます。このあいだの初崎海岸の砂の中に同じものがあって、今回の平磯では現場で一目見てピンと来ました。ああまた無駄なスキルが身に付いた。
平べったい形からするとキサゴの仲間かなあ。これこそ、夜の海岸でブラックライト片手に探したら面白いのかな。
メノウは今回は主目標ではなかったので小さなカケラひとつ。とにかく拾えちゃうあたりはさすが平磯海岸。
今回もサンショウガイに混じってました、綺麗な円錐形の蛍光貝。赤と青の配色がとにかく美しい。君の名は、と本気で思います。判明したら記事にしますね。
最後にサンショウガイ。
マンネリと言われそうなので写真はこれだけにします。「サンショウガイ」で Google 検索すると私の記事が3つ目に表示されました。でもこの貝の蛍光性はあまり注目されていないようです。ちょっと残念。
久しぶりの平磯海岸、楽しゅうございました。…… 先日、かつての同僚から再就職のお誘いが来たのですが、例によって丁重にお断りしました。食うには困っていないし、思いのままにフィールドを歩くこの日々を手放す気はありません。こんな日の過ごし方をする人間がいることをどうかご理解のうえ、ジノ。をこれからもよろしくお願いいたします。
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