ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

南極から帰った人に高温石英のジオラマを送って困らせる

 

         f:id:xjino:20200825194947j:plain


 知り合いの若い高校の先生で,南極に行って無事生還した人がいます。いや探検とか冒険ではなく,極地研の教員派遣プログラムに参加して,南極から授業をしてきたんです。なんと羨ましい。


 昨年11月末に飛行機で日本を発って,オーストラリアで「しらせ」に乗船して昭和基地へ。昭和基地での滞在は1か月。授業中継とかやって,帰ってきたのが3月末のコロナ騒ぎの真っ最中。そのまま2週間の自宅待機だったそうです。一歩タイミングを間違えたらオーストラリアで足止めになるところだったとか。


 まあそういう話はさておいて,コロナ禍で直接お会いできないままでした。先日,彼女と勤め先が同じ方との会合があったので,生還記念の品を託そうと考えました。

 


        題して 南極のわたしジオラマセット

 

 

f:id:xjino:20200825195050j:plain
      作例1 ド〇えもんの顔を持つわたし

 

 

f:id:xjino:20200825195107j:plain
      作例2 アザラシっぽいのを持つわたし

 

 

f:id:xjino:20200825195217j:plain
          作例3 遭難したわたし


 鉄道模型ジオラマ用お人形セットで「牧場の人々」というのが防寒服っぽかったので採用。そこに例の高温石英の銀砂を散らして氷原に見立てます。本当は雪上車が欲しかったんだけどこのサイズの模型はなく(そりゃそうだ),白い配達車を配置しました。

 

   f:id:xjino:20200825195311j:plain
    高温石英が透明すぎて氷原に見えないのはご愛敬。


 あ,もちろんこれで女性へのプレゼントになるとは思ってませんよ,シャレですよ。ゴディバのスイーツに添えて渡してもらいました。


 翌日にお礼の電話を頂きましたが,やっぱり本心は戸惑ったろうなあ。何じゃこれはって。いいのよ,私が楽しければ

 


 ずっとこのプログラムで南極に行きたかったんだそうです。応募すること3回,数百人のライバルを押さえて見事選出されました。勉強し,アピールし,駆け回り,ついに手にした夢の切符。こういう,若い人が目標をもって努力し挑戦する様は本当に眩しく思えます。


 挑み続けること,夢をかなえること。ありきたりな文言ですが,それを実現したひとがあなたの周囲にどれだけいますか。空虚な掛け声の人間ばかりでしょう。私は,この彼女の快挙が,彼女の生徒たち,同僚たち,周囲のすべての人たちの胸にどれだけ多くの希望の種子を蒔いたかを考えます。夢は実現できるのだと身をもって示した偉大さをどうやら彼女は自覚していないようなのですが,いつか自分の行動が多くの果実を実らせたことに気づくでしょう。

 


 南極,観光ツアーでいいから私も行ってみたいな。 …… これも掛け声だけになりそうですが。

 

 

 

にほんブログ村 その他生活ブログ 季節・四季へ
にほんブログ村 花・園芸ブログ 野の花へ
にほんブログ村 その他日記ブログ 備忘録・メモへ