イモムシ好きの皆さん、私の王国にようこそ ♥ いろいろ出ますよ、うふふ。
敷地のすみっこの小屋。
入り口の敷石が陥没してた。なんだなんだ。
よく見ると、床下が掘られ空間ができている。
周囲の地面にも穴が開いてます。ネズミのしわざじゃあ。
菜園で豆やらイモやらトウモロコシやらを育てるのでもちろんネズミの跳梁は好ましくありませんが、何より小屋が傾くのは容認しがたい。ああそういえば、最初に社会人生活を始めたボロ家にも出て、風呂場の石鹸かじられたっけなあ。あの時と同じ対応をしよう。
毒エサ。最新の製品らしく効果はてきめんでした。
私はすべての生命をことほぐナチュラリストではあるけれど、その生命を食らって生きていることに矛盾は感じないし、わが身に害をなすものを駆除することにも抵抗はありません。だって、それがこの世界で生きるということだもの。生き物はそうしてこの地球に存在してきたのです。
ウメモドキの下に鳥の落とし物から芽生えたエノキ。巧みに隠れながらとんでもなく伸びていました。根元にノコギリを入れます。
ぐわあ、たぶん2,3年のことだと思いますがこんなに成長するのか。ただでさえ虫に好かれるこの木が、木陰に隠れていたとなると
ほら、アブラムシやらカイガラムシやら、良からぬモノどもの巣になっている。
カメムシの卵までありました。とにかく駆除、駆除。
ぬぼーっと言うか、ドカンと言うか。なんじゃこの青白いのは。実はナスなのです。ヒスイナスとか言うらしい。家人が旅行先で食べて感動し、ネットで種を取り寄せました。この夏の気候も合っていたようで、頑強に育ちこんな巨大なナマっちろい実をたくさん生しまして、これが本当に美味でした。美味すぎて余計なものも呼び寄せたようで
出たあ、クロメンガタスズメ。前にも出現をご報告しましたが
コレね。二度目の登場。
ナスの葉食ってここまで大きくなったのよ ♥ ああ早く成虫になって、背のドクロマークをお見せしたいわ。
てな感じで成長しきって、ナスを降りて蛹化場所を探していたようです。人の腕を何だと思ってやがる。まあ、ここまでデカいとアッパレというか、靴で踏みつぶしたらこちらが大変なことになるというか、とても殺す気にはなれません。もうナスを食わないし、食われた葉は戻らないし、空き地の草むらに放して来ました。
で、ナスに戻ったらもう1匹いたあ。同じ種類の褐色型です。
この豚のしっぽにトゲ付けたのが目印です。
じきにこのナスは抜いてしまうので、これも見逃してやります。もうこれ以上の害はないし、正直言ってこんなのが我が王国で育っていたことが嬉しかったりするのです。
お話変わって、いや実はもう一つイモムシネタです。我が家の花の王ハマナス。秋になってからもつぼみをたくさん付けましたが、どうも花がキレイじゃありません。よく見たら
開く前から虫に食われ
開いてもすでにおしべめしべが無かったりする。誰のしわざだ。
ボクでーす。…… って 誰じゃキサマは
斑紋からすぐ正体が知れました。先日読者さまから教えていただいたハスモンヨトウです。こいつがつぼみというつぼみに取りついて、片っ端から穴を開けて頭を突っ込んでおりました。…… 許さん。許さんぞおおお。躊躇することなくすべて駆除しました。
高温少雨の夏は、虫どもには快適だったようでやりたい放題。それは虫だけでなく、植物特に雑草どもにも福音だったようで、先日は半日かけて成敗しました。秋に目立ったのが
ムラサキカタバミ。園芸植物ですが植えた覚えはありません。一度放置して球根(鱗茎)で増えさせてしまうともう手に負えません。
ハルジオン。これも歴史的には園芸用でしたがすっかり全国に雑草化。地下茎を伸ばし始めたら最後です、いや最後でした。増えることったら。
雑草墓場。いい土になれよー。
モズがチキチキ鳴いて
ツワブキの香る季節になって
勝手に生えたビナンカズラ。一時は雄花しかつけない雄株だと落胆しましたが
両性花も付けるようになり、私の好きなあの赤い実が我が王国に。
もっと形のいいのがこれから赤くなります。楽しみがあるのはいいものです。
イブキジャコウソウのポッドからツイと1本こぼれ種のケイトウ。どうなるか見守ろう。
ハマナスはつぼみと実のある枝を残して剪定しました。最後にはすべて根元から伐るつもりですが、目を楽しませてくれるうちは。
思えば、この実を味わうために採ってきて、食べた後の種を蒔いたのが始まりでした。美味い実じゃなかったよなあ。
つぼみは守り切りました。これぞ花の王。
成虫越冬のホソヒラタアブが最後の食事をします。ヨトウムシを滅したことがこれを助けることになる。生き物はすべて繋がってます。
これが今年最後のつぼみ。咲いて散る時が冬の始まりになるでしょう。
またね。
↓ ハマナスの正体。
↓ メンガタスズメ登場。
↓ 別名の「サネカズラ」は使いません、私は。
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