ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

四季を追う

花園に山気の補給に行きムモンアカシジミの幼虫を見る

山気の補給に,北茨城の花園に行ってきました。ムモンアカシジミの幼虫が見られた以外はアヤメの写真くらいですが,とにかく復調することができました。

ホタルの光 撮影データ

蛍光ネタが続いたので,ホタルの光を撮りに行きました。ちなみにホタルの光は「発光」であって蛍光ではありません。 昨年も6月にホタルの記事を書きました。写真はうまくいきませんでした。今年はカメラもレンズも一新したので,撮影データを確立しようと思…

立夏次候蚯蚓出

りっか じこう みみずいずる。 せっかく撮った花姿がお蔵入りしそうなので,ざーっと並べてみました。理屈抜き,見るだけ見てください。

小さな王国,夏のはじまり

わが方丈の庭。ささやかな生命の楽園,光の王国。多くの生き物が世代を重ねます。

花二題

四月のある日,二つの花を愛でました。

モクレンの花言葉

一盃山稲荷神社というのがあって,通りかかったらヤマザクラが散り際です。思わず車を停めてしまった。 ヤマザクラに目を留めたわけなのですが,いざそばで見ると小さなモクレンが花を付けてます。

咲いて物憂き春の夕暮れ

土曜の晩の心のオアシス,三太の湯。夜間料金で入ったのに,ひと風呂浴びて出てみれば空はまだ明るい。日が伸びて得した気分です。周囲には花,花,花。三太さんも埋もれます。

お見舞いに代えて

春の花をきちんと撮らねばと思っていたところです。新潟の自然誌には及ばずとも,この足早に過ぎ行く水戸の春を記録しよう。

春分の週に見たもの

何ということもなき日々。気は巡り,水は流れる。

灯点し頃の丘

ほんの数週間前まで天地を満たしていた冷気は消え失せ,春のにおいが丘の上に漂っています。その甘やかな大気を鼻から腹を大きく膨らませるように吸い,口からゆっくり吐く。これを数回繰り返すと副交感神経が知覚を阿頼耶識へと導いていきます。そして私は…

チャとカビゴケとプランクトン 立春過ぎたら春なのだ

立春を過ぎました。旧暦でいうとまだ12月なのですが,風も冷たいし水戸に雪が降るのはこれからなのですが,それでも春の始まりなのです。陽射しが暖かくて,完全防寒装備だと日なたでは汗ばみます。よく考えたら冬至から40日以上過ぎていたんですね。 で,今…

秋に見たもの 【虫とか】

昨日,水戸は初雪だったそうです。冬が来ました。この秋に見たものを雑然と並べます。

球場のモミジバフウがきれいだった件

市内,山中に野球場があります。たぶん野球をする人にしか知られていないマイナーな運動公園です。ここに水戸では珍しいモミジバフウが植栽されてます。 これが今年見た一番の紅葉になるのかな,なんて考えたら寂しくなってきました。本気でどこかに旅行しよ…

10月の庭でエーテルを

何かとせわしない10月でした。 特にこの土日は二日ともイレギュラーな仕事。行けばいいという仕事で,むしろ楽しいし昼飯出るしお手当てもちゃんと付くので文句は言いっこなしなのですが,以前にもどこかで書いたように私は平日に消耗したエーテル笑を土日…

雨のツクツク森

今日はツクツク森。以前の記事で「ツクツクボウシが冬虫夏草に片っ端から食べられてる森」と紹介した場所です。水戸市内なのですが記事を書いてから3年間行ってません。無事かどうか,祈るような気持ちで訪れました。

梅雨明けて花園の森に蝶が舞い

快晴。虫を見たくて,北茨城・花園まで行ってきました。

ざくろ沢6月 見せてもらおうか,新しい iPod の力を

久しぶり,ざくろ沢に行って参りました。実に5か月ぶりです。 ご存知ない方も多かろうと思うので申し上げると,昨年突然パンニングがしたくなって,地質図で見つけた「ざくろ石帯」でざくろ石産地を掘り当てたというその場所です。芸もなく「ざくろ沢」と名…

水戸のゲンジボタル/ホタル狩りは採集ではないのです

水戸には方々にホタルがいます。源氏も平家も。強烈なフラッシュ光を放つヒメボタルは,残念ながら分布しません。 今年は気持ちに余裕ができたので,一つホタルでも見ようかと思い立ち,ネットでよく見る光る軌跡の写真を撮ることを目標にしました。ホタル狩…

谷津田のほとりで見た花

谷の奥の沢すじにある田んぼのことを谷津田と言います。周囲を木々で覆われていて,いろいろな里山生物の宝庫です。蝶を採集していた少年時代の私のフィールドであり,今でもそれを歩くと少しだけあの時代に戻れます。 先日のゼンテイカ(ニッコウキスゲ)探…

絶滅危惧ⅠB類,東海村のムサシアブミ

シリーズ「ジノさんかつてのフィールドを歩く笑」 ムサシアブミ。「武蔵の国で作られる鐙あぶみ」の意味です。なるほどこの形,鐙に見えます。 図鑑によると「関東以西に分布」とあるのですが,はてその境界はどこか。どうやら茨城県,それも東海村が分布の…

イカリソウの別名は淫羊藿と言います

イカリソウは,メギ科に属する草本です。高さ20~30センチ,3回3出複葉という特徴ある葉,何より船の錨のような独特の花。十分個性的なのですが,とにかく森の中で目立たない。見えるようになるまでこちらが目を慣らさないと出現してくれません。その…

森林公園のツツジが鮮やかなのは

水戸の森林公園。人を連れ歩くにはいいところです。特に今みたいに,屋内生活に倦み疲れたあたりには。 皆さん考えることは同じで,そこそこの人出です。ほとんどがお子さん連れ。無理なからん。 私の目当てはここ,ツツジの花回廊。花の種類はたぶんキリシ…

4月19日の接写

嵐の翌日。 写真が下手になった,とは最近痛感するところです。今日は90ミリマクロでお花の写真を撮って,少し鍛錬しようかと。晴れたし。 とはいえちょうど春の花の端境期。花期の長いニリンソウだけがアネモネ属を代表して花を見せてくれています。イチリ…

清明の候,良き野に出会う

4月4日清明のその日,沢を歩いていて光の差し掛かる緑野に出ました。 テニスコート三面ほどの広さ。一面に草が芽吹き,朝霧のようなかそけき花々が微風にふるふると揺れています。 ここは「良い」場所だ。 不思議な感覚です。 たぶん読者の皆さんからは引…

御岩神社,清明の花

先の記事で予告しました。木の芽時の花を撮ると。 迷ったのは行き先。まず考えたのは鶏足山。でもあの頂上での喧噪を思うと心が動きません。いつものフィールドでのんびりとも考えましたが,先の記事と同所なのでつまらない。かといって八溝山や花園山はまだ…

そこを歩きたい風景

SNSの浸透で「絶景」という言葉がお手軽に使われるようになりました。ガラケー持ちでSNSにも無縁の私には、他人の写真を見て自分も撮りに行くという行動パターンはないのですが、そうしたい気持ちも理解できます。 以前何かで読んだのですが、「絶景」…

千波湖の鳥

水戸の市街地のど真ん中に、千波湖せんばこという湖があります。水戸は字の通り水の豊富な、水に囲まれた町でした。旧市街の北側は那珂川、支流の桜川がぐるりと東側に回り込み、南側には広大な千波湖があって、軍事的な守りにもなっていました。千波湖は明…

花の御前山 水戸近郊,フロラの神殿

仲間うちで作っていた茨城の自然観察地ガイド本が完成しました。非売品ですごめんなさい。 茨城県内の学校や図書館に配って,自然観察の用に役立ててもらおうというものです。フィールドでこの本片手に生徒を連れている先生に出会えたらうれしいな。 私はペ…

暮秋 歴史館の庭にて

3日間,冷たい雨が降り続きました。濃密な霧雨のような雨でした。息を吸ったらそのまま肺が水で満たされそうな,そんな雨でした。 晴れていれば山河を歩き回っていたところですが,とてもそんな気にはなれません。これ幸いと休日出勤して溜まった仕事を片付…

茨城の紅葉

紅葉の名所なんてのは日本全国いくらでもあるもので。茨城においでくださいなんてうっかり言えない。 それでも人に聞かれれば,ひたち海浜公園のコキアとか言ってみます。 この写真は2014年の11月2日。盛りを過ぎていましたが,かえって人も少なく,コス…